概要
後期印象派を代表するフランスの画家。初期の作品には印象派の影響が色濃く見られるが、徐々に独自の画風を確立した。
生まれはフランスのパリ。しかし育ちは南米ペルーという、とても特殊な幼少期を送っていた。彼の生涯における「野生への憧れ」はここから来ているとも言われている。
その後は船乗りとして生活したあとパリに戻り、株式取引店に勤めて裕福な暮らしをしていた。しかし35歳で店をやめ妻子と別れて画業に専念。
始めはカミーユ・ピサロに学び、サンテティスムに魅せられ、独特の象徴主義絵画に到達した。
また彼はゴッホと共同生活した人物としても有名である。同居当初は割と上手くやっていたが、我の強い二人が仲違いしないはずがなかった。
ゴッホが自らの耳を切り落とすという、耳切り事件をきっかけとして彼らは決別した。(手紙で連絡は取り合っていたものの、直接会うことはこれきりなかった)
やがてポンタバン派という青年画家グループのリーダー格となり、象徴主義絵画の旗手の一人としてそれなりの成功をおさめタヒチ島に渡って数々の作品を制作した。(タヒチに渡ったのは計二回。一度目のタヒチ渡航の後フランスに帰国したが、再びタヒチへ渡った)
だが、貧困や現地官憲との対立に悩まされ、マルキーズ諸島のヒバ・オア島で不遇と孤独のうちに死んだ。
なおタヒチ時代以降の異国情緒あふれる作品が特に評価されているが、画風は写実ではなく画家の内面が色濃く反映された作品を描いている。
その他
- 妻の他にも10代前半の愛人を複数人作っていた。タヒチ島での愛人との間にはなんと子供も居たので、おそらくロリコンの気がある。
- ゴーギャンの死因については実は謎が多い。(彼の死後に、彼に関するものは速攻で競売にかけられたため)彼は心臓まひで亡くなったとされているが、近くに空のモルヒネの瓶が置いてあったらしい。そしてそのモルヒネがいつ無くなったかも分かっていない。もしかしたら一度に全て使用して……?とも言われている。
- 手塚治虫『ブラック・ジャック』の「絵が死んでいる!」に、「ゴ・ギャン」という「南の島で絵を書いていた画家」の人物が登場する。
- アプリ『猫のニャッホ』のキャラクター。CVは橘諒。
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他記事への誘導
- 『ラヴヘブン』の登場人物→ゴーギャン(ラヴヘブン)