あらゆるデータに干渉できるサイバース世界の凄腕の魔術師。
悪意あるデータは一瞬のうちに修正されてしまう。
概要
COTDで登場した効果モンスター。
カードテキスト
(1):1ターンに1度、相手フィールドの攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示にする。
この効果で守備表示にしたターン、自分のモンスターは対象のモンスターしか攻撃できず、
自分のサイバース族モンスターが対象の守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。
解説
相手の攻撃表示モンスター1体を守備表示にする効果と、この効果で守備表示にしたターンの間、自分のモンスターは守備表示にしたモンスター以外に攻撃できない縛りと、対象のモンスターにサイバース族モンスターが攻撃した場合に貫通ダメージを与える能力が課せられる効果を持つ。
攻撃力は準アタッカー級であるため、表示形式変更や貫通能力を活かすことは難しくないように思えるが、表示形式変更したモンスターにしか攻撃を行えない縛りがやや厳しい。自分のモンスターを対象にとることもできないので、使いどころが難しいモンスターである。
ただ、需要が全くないのかといえば、そうでもなく、サイバース族主体デッキを始めとする特殊召喚多用デッキに刺さりがちな「エルシャドール・ミドラーシュ」や、ミドラーシュよりは打点は低いものの面倒なメタ効果を持つ「ライオウ」などの戦闘破壊に持ち込めるという長所がある。
「サイバネット・マイニング」や「サイバース・ビーコン」でデッキから調達できる疑似"月読命"としてならデッキへの投入の余地もあると思われる。
その場合、そこそこ高い攻撃力は「虚無魔人」の突破が見込める長所ととれるが、「奈落の落とし穴」で除去される危険要素にもなりえる。
また、サイバース・ウィザードの進化形でリンクモンスターのサイバース・エンチャンターはそこそこの制圧力の高い効果を持ち、ウィザードを素材にした時にはフリーチェーンとなるので、このカード単体よりエンチャンターの素材にすることを前提にした方が活用しやすい。
攻撃名「イリュージョンスパイク」
効果名「サイバースアルゴリズム」