CV:榎本温子(OVA) 松本沙羅(Die Neue These)
人物
銀河帝国の有力貴族ウィルヘルム・フォン・リッテンハイム3世の娘で、生母は皇帝フリードリヒ4世の娘・クリスティーネ。
父親であるリッテンハイム侯は皇帝の孫にあたる彼女を帝位に就けて王朝の実権を握ろうと画策していたが、フリードリヒ4世の崩御により帝位に就いたのは皇太孫であるエルウィン・ヨーゼフ2世だった。
これによりリッテンハイム侯は政敵で同じく皇帝の孫である娘エリザベート・フォン・ブラウンシュバイクを帝位に就けようとしていたオットー・フォン・ブラウンシュバイク公と手を結び、リップシュタット戦役が起きる事になる。
リップシュタット戦役の結果、リッテンハイム侯は部下の反乱で殺害されるという悲惨な末路を迎えたが、彼女や彼女の生母であるクリスティーネのその後は明らかではない。
原作小説では説明のみで、OVA本伝では家系図の写真で金髪の成人女性として描かれている。
アニメオリジナルの外伝「決闘者」ではあどけない少女時代の姿で登場。
この頃からリッテンハイム侯とブラウンシュバイク公はそれぞれの自分の娘を帝位に就けるべく暗闘しており、その過程で「決闘者」の後日譚である「奪還者」ではサビーネとエリザベートのある秘密が明らかとなる。
Die Neue Theseではフリードリヒ4世の葬儀に喪服姿で登場。
登場時の設定年齢は14歳で、エリザベートの2歳年下。
母親共々OVAで描かれたエリザベートの家系とは髪色が逆転しており、黒髪ぱっつんの少女。
エリザベートとどちらが次の皇帝になるか言い争いつつも、庭園の水をかけあって無邪気にはしゃぐ場面が描かれた。
藤崎竜版
藤崎竜によるコミカライズ版では他媒体と比して出番が増えており、いずれ皇位を継がんと薙刀等の稽古に励む姿が描かれている。
本人は真面目で勤勉だが好戦的で激昂すると言葉遣いがやや粗くなり、さらに門閥貴族特有の選民意識や傲慢さが加わっている。
リップシュタット戦役でも父と帯同したが、そこでも無能な働き者ぶりを発揮し、最終的には父ともども死亡退場となった。