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CV:寺島幹夫坂部文昭 花輪英司(Die Neue These)

概要

リッテンハイムとは、田中芳樹の小説『銀河英雄伝説』の登場人物である。

ゴールデンバウム朝銀河帝国末期に活躍した大貴族・「リッテンハイム侯爵家」の当主であり、帝国髄一の勢力を誇るオットー・フォン・ブラウンシュバイク公爵に次ぐ勢力をもつ人物である。

たがいに皇帝・フリードリヒ4世の娘を娶り、皇帝の孫にあたる娘がいることで、ブラウンシュバイク公爵とは次期皇帝の座をめぐる宿敵であり、しのぎを削る間柄であった。

横暴で驕慢な性格で知られるブラウンシュバイク公爵やリッテンハイム侯爵が「皇帝の父」として権勢をふるい、国政を壟断することを望まない国務尚書クラウス・フォン・リヒテンラーデ侯爵は、皇帝・フリードリヒ4世の崩御後、(帝国に敵意をもつ危険な人物と知りつつ)帝国軍宇宙艦隊司令長官ラインハルト・フォン・ローエングラム元帥とともにエルウィン・ヨーゼフ2世を擁立、2つの名門貴族と対立することとなった。

怒ったブラウンシュバイク公爵とリッテンハイム侯爵はみずから盟主と副盟主に就任し、他の有力貴族に「帝政を壟断する奸物を討つ」と呼びかけ帝都オーディンを脱出、帝都から遠く離れたガイエスブルグ要塞で「リヒテンラーデ・ローエングラム枢軸」軍を迎え撃つ作戦を取った。

このときのブラウンシュバイク公爵とリッテンハイム侯爵は娘の意思を無視して「帝都に帰り、娘が帝位に就いた暁には、(本人もしくは子息を)その夫に迎える」と多くの貴族に約束しており、「この約束通りなら娘は自分の意思を無視した夫を何人も迎えることになるだろう」と批判的に記述されている。

直後に帝都からの討伐軍を迎え撃った門閥貴族軍は連戦連敗、ブラウンシュバイク公爵と仲たがいしたリッテンハイム侯爵は辺境奪回を表向きの理由として五万隻の艦隊を率いてガイエスブルグ要塞から出撃、キフォイザー星域においてジークフリード・キルヒアイス上級大将の艦隊と対峙、

開戦前、数で勝るリッテンハイム侯爵は

キルヒアイスを「赤毛の孺子」と侮り、無造作に艦艇を並べて攻撃をしかけようとするが、

その無計画ぶりをつかれて一方的に敗北、艦隊は一瞬で四散してしまった。

混乱のなか逃亡するリッテンハイム侯爵は自軍の背後に控える味方の補給部隊を攻撃する暴挙に出、抗戦していた艦隊の全面降伏も招いてしまう。

リッテンハイム侯爵はなんとかガルミシュ要塞に逃げこむが、艦隊はほぼ壊滅し要塞はキルヒアイス艦隊に囲まれてしまう。

その悲惨な現実から逃れようとリッテンハイム侯爵は酒をあおるが、逃げるために味方艦隊を討つよう命じた侯爵に幻滅した部下の自爆に巻きこまれ生涯を閉じることとなった。

侯爵の死を知ったラインハルトは「リッテンハイム侯爵はその卑劣な性格のとおりの無残な最期を遂げた」と帝国全土に演説、貴族たちの怒りを買うが、「自己の性格を律することができない低能な貴族にはこの程度の挑発でいい」と見なされていることに気づいた貴族はほとんどいなかった。

二次創作では政敵のブラウンシュバイク公共々「政争などでは優秀」と大貴族の貫録を見せることがある。

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  • ある参謀士官の回想

    怪始Channelです。 今回「銀河英雄伝説」原作小説第二巻野望扁の二次創作を認めました。 貴族連合軍の一員、フレーゲル男爵の部下にレオポルド・シューマッハ大佐がいたなら、リッテンハイム艦隊にも一人くらい良識的な高級士官がいてもよいのではないか、と考えたことがあり、オリジナルキャラクターを登場させて、今回の作品にまとめました。 自分の作品は下手の横好きによる愚作と承知していますが、一読いただけたら幸いで御座います。 次回も「銀河英雄伝説」の二次創作を書く予定です。 次回も宜しくお願い致します。

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