演:伊藤友樹
「テメエらこの間も言ったよな? これ以上仲間殺られたら許さねえって」
概要
Episode.8「BLOOD MESSAGE」に登場する麻薬密売グループのリーダー。
とにかく気性が荒い性格で、自分に意見をした仲間に容赦なく発砲したり、ジン達を勝手にエイリアンと勘違いするや、違うとわかると銃をぶっ放すなど、ジンからは「まともじゃない」と言わしめた。
何故か赤いコートの殺人鬼から命を狙われている様だが…。
以後、ネタバレ注意!
一言でいうと、本エピソード内における「連続通り魔事件」の最大の元凶である。
事の八端は本編の一か月前。麻薬の取引現場をアガタ夫婦に目撃され、口封じの為にサメオは片方を銃で射殺。しかし、不運にも撃ち殺した相手は「一度肉体的苦痛を受けると残忍な殺人鬼」へと変貌するという恐るべきエイリアンだった(しかもサメオに撃たれたアガタはエイリアンに覚醒後、サメオの仲間のみならず自分の恋人まで殺害してしまった)。
これによりサメオは仲間共々、事件が起きた日と同じ雷雨の夜が発生する度に「赤いコートの殺人鬼」と呼ばれる様になったそのエイリアンに命を狙われる羽目になったのだった。自分で蒔いた種でありながらその尻ぬぐいを仲間に押し付け、上手く行かないと一方的に叱責し、更にはエイリアンに恐怖するあまり自分に口答えする相手には発砲するなど、何とも身勝手な男である。
その後、奮闘空しくエイリアンによって仲間を次々と殺され、最後の一人になりながらもエイリアンことアガタに発砲するが…。
「死ね! バケモンが!!」
しかし、当然ながらこの行為がアガタの逆鱗に触れ、再びエイリアンの本能が覚醒したアガタによって惨殺されるという、因果応報とも言える最期を遂げた。
そしてそのアガタ=エイリアンもまた、ウルトラセブンXに変身したジンの手によって葬られ、一連の事件は終息した。
余談
本エピソードにおいてサメオを演じた伊藤友樹氏は、魔法戦隊マジレンジャーにおいて小津牧人役で出演している。