概要
『キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦』に登場人物である皇庁の大罪人サリンジャーと皇庁の女王ミラベア・ルゥ・ネビュリス8世のカップリング。
かたや百を超える星霊を奪ってきた魔人とかたや国の秩序を保ってきた名君。まるで相容れない間柄なのだが……。
ネタバレ注意
“はっ。貴様と俺の決闘、あるいは恋の物語……とでも?”
“もっと詩的に。『キミと僕の最後の決闘、あるいは世界が恋する聖戦』――それくらい謡わねば相応しくないでしょう?”
三十年前と数か月前……。二人は互いに星霊術を極めんと鎬を削った好敵手同士だった。
最初こそサリンジャーがミラベアの星霊を狙っての襲撃をミラベアが退けるという命を賭けた決闘であったはずだが、二人とも次第にこの時間がずっと続くことを願っていた。
しかし