概要
日本国内初の女子プロサッカーリーグであるWEリーグ創設を機に、完全新規で創設された女子サッカーチームである。そう、前身となるチームを持たない。それどころか、既存リーグに在籍した実績すら持たずにそのままプロリーグに参入するという、プロリーグ参入を果たす新設チームとしてはJリーグ在籍チームを含めて前代未聞の経歴を持ったチームである。
元々広島県には、当時の女子サッカーチームの県内最上位チームとして、同じく広島市をホームとするなでしこリーグ1部に在籍していたアンジュヴィレオ広島(※現在は解散)が存在し、このチームがWEリーグ参入初年度に名乗りを上げて、初年度に参加できなくても誰もがプロ化して参入を目指すだろう、単独で無理でもチームをサンフレッチェ広島に譲渡するなりしてWEリーグに参入するだろう・・・そう思われていた。が、色々水面下もあって、サンフレッチェはアンジュヴィレオを譲渡されることを固辞し、自前で作ることを決定した。ちなみに『"チームの歴史を引き継ぎながらも"プロ化の際は無慈悲に選手全員を入れ替えた』例は男子サッカー界側に存在するが、サンフレッチェがそういうことすらしなかったのは理由があると思われるが、それ以上は分からないので分かり次第書こうと思う。
さて、愛称である「レジーナ("regina")」はイタリア語で『女王』を意味する。女王に輝くチームを目指したいとの意味が込められている。
WEリーグに参入してからは完全新規のチームは成績を下げることもなく中位に留まっている。トーナメント戦である皇后杯もベスト8に食い込むなどしてまずまずの成績を残している。このチームが新しい広島女子サッカーの強さをどのようにして作り上げるのか今後に注目である。
ホームスタジアム
広島広域公園第一球技場。男子サッカーの天皇杯でも使われるおなじみの場所である。男子チームがホームとする『ビッグアーチ』の愛称がある広島広域公園陸上競技場が隣にあるので場所は大体想像付くと思うが、自家用車を使わない者は公共交通機関であるアストラムラインを利用して遠回りを体験しながら行くことになる。
別名・表記ゆれ
※無し
関連タグ
- ディアヴォロッソ広島 - 安芸郡熊野町をホームタウンとする女子チーム。現在の県内2番手である。
- サンフレッチェ広島 - 男子チーム