概要
元々は東京ヴェルディが読売サッカークラブ(読売SC)時代に作った女子チーム『読売サッカークラブ女子・ベレーザ』として創設したのが始まり。創設当初は読売SCの女性ファンがトップチームの選手に近づけるようにするためというなんともけしからん事情があったチームだったが、競技面でのコーチングが本格的だった結果、今や日本を代表する女子チームへと変貌していった。
そのことの裏付けとして現行の国内女子チームの中では主要タイトル獲得数が最も多く(2023年時点で52回)、国際大会ではAFC女子クラブ選手権のタイトルも獲得している。また、澤穂希を始め、名選手を数多く輩出している。
親会社の変更やネーミングライツ契約のこともあって何度か名称が変わっているチームでもあり、2020年では『日テレ・東京ヴェルディベレーザ』が正式名称になった。現在でも東京ヴェルディの中では日本テレビとの関わりが深い唯一のチームである。ちなみに愛称のベレーザ("beleza")とはポルトガル語で「美人」を意味する。
NHKでの放送時の表記と呼称
NHKでは試合中に表示される左上のスコアボード上の名前表記は『日・ベレ』となっている。他局の名前が入っているからであるだろうと推測される。ただし実況アナウンサーは『日テレ』と呼称するのはもちろん、字幕でもちゃんと『日テレ』表記となっている。
ホームスタジアム
国立スポーツ科学センターサッカー場。『国立西が丘サッカー場』の通称でお馴染みの国立のスタジアムの一つである。これは、WEリーグがJリーグと異なり国立のスタジアムも使用可能となっているためである。
ホームタウン
名目上東京都全域がホームタウンの男子チームとは異なり、特別区側の北区と板橋区、そして多摩地方側の稲城市と日野市と多摩市と立川市を合わせた計6地域がホームタウンとして明確に定められている。かなり飛び飛びで形成されたホームタウン群だが、気にしたら負けなのかもしれない。
育成組織
18歳以下を対象とした育成組織はトップチームとは愛称が異なり、『日テレ・メニーナ』の名称がある。メニーナも育成組織ながらトップチームに負けず劣らずの強さを持つこともあり、多くの選手はそのままトップチームであるベレーザに昇格する。なお、2021年の皇后杯ではベスト4まで進出するという快挙を成し遂げている。
一度、『日テレ・メニーナ・セリアス』という名称で中学生の選手を別チームに分離させた経緯があるが、2021年にて元の鞘に収める形で再びメニーナに統合されている。
別名・表記ゆれ
- 読売サッカークラブ女子・ベレーザ
- 読売西友ベレーザ - 西友とスポンサー契約を結んでた時の名称
- 読売ベレーザ
- NTVベレーザ - 読売ベレーザから変更した時の名称。この頃から親会社が日本テレビになる。
- 日テレ・東京ヴェルディベレーザ - 現在の正式名称
関連タグ
- 東京ヴェルディ - ご存知男子チーム。立ち位置上はベレーザの良き兄貴分である。