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メイド愛迸るマンガ描き・森薫嬢が、とある宅配少女を見て変なスイッチを入れてしまったことから、勢いで生まれた黒髪おかっぱ13歳少女メイドさん物語である。


概要編集

20世紀初頭のロンドンを舞台とした、メイドと女主人の穏やかなる生活を描いた、短編漫画シリーズ。


森薫が代表作『エマ』を連載する前に描いていた、同人発のメイド漫画。

あとがき曰く、第1話などは「マンガ描き白亜紀」時代のもの。

後に、森が過去に描いた他のメイド漫画 『僕とネリーとある日の午後』 『メアリ・バンクス』 をひっくるめてBeam comixより単行本化された。ちなみにあとがきは作者の悶絶に終始している。

さらに不定期に掲載が続き、実に8年にも及ぶ歳月を経て第2巻も発売。こちらは『エマ』の連載を経て作者の性癖まがいの趣向がさらに色濃く反映されており、収まらない分があとがきにまで溢れ出ている。

今後も(作者のメイド欲発散と健康のため)不定期でシャーリーや他のメイド漫画が出てくるかもしれないらしい。


不定期掲載だったためか、話の冒頭にちょっとした人物紹介が毎回入っている。


『エマ』で描かれたようなドラマチックな展開や事件は一切なく、ひたすら「シャーリーとベネットの日常」「シャーリーとベネットの日々の交流」が描かれてある。

訳ありらしいシャーリーの過去が語られてなかったり、ベネットを取り巻く親戚や元婚約者に名前がつけられてなかったりと、清々しいくらいである。



物語編集

喫茶店「モナ・リザ」を営む女主人のベネット・クランリーは、一人住まいの屋敷の家事に手が回らず、新聞広告でメイドの募集をかける。うっかり年齢制限を忘れた広告を手にしてやって来たのは、まだあどけなさの残る少女、シャーリー・メディスン。

13歳という若さに雇用を躊躇するベネットだが、わけありらしい彼女を案じて断ることも出来ず、好物を作れるという点で採用を決めることに。

両親はおらず、天涯孤独の身の上で表情にやや乏しいながらも、炊事に掃除では目を見張る働きを見せるシャーリーと、良家育ちで気さくなベネットの二人の交流を通じて、シャーリーの日常が綴られていく。


登場人物編集

シャーリー・メディスン

真面目で健気で働き者な13歳のおかっぱメイド

天涯孤独で訳ありのようだが、物語の中では一切語られていない。

時折見せる年相応な反応がとってもキュート。


ベネット・クランリー

ロンドンの街でカフェ「モナ・リザ」を営む女主人。

緑の瞳のブロンド美人。年齢は28歳。未婚。

元々は「いいとこのお嬢さん」らしいが、どういう理由でお店を開くようになったかは語られていない。

性格はきさくで楽観的。ちょっとドジっぽいところがある

店の常連は、ほとんど爺さん達ばかりで、お互い軽口叩き合う関係。

マッシュルーム入りの鳩のパテと、ティプシーケーキが大好物。


関連タグ編集

森薫

シャーリー......元々女性名であるためタイトルで検索すると色々な作品やキャラクターがひっかかる。

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