概要
高校生の頃から漫画を描き始め、県文緒(あがた ふみお)名義で同人誌活動を行なっていた。その後、2001年発行のエンターブレイン刊『コミックビーム』2002年1月号に掲載された『エマ』第1話でデビューする。この『エマ』は2005年と2007年に『英國戀物語エマ』『英國戀物語エマ 第二幕』のタイトルでそれぞれテレビアニメ化され、2005年に第9回文化庁メディア芸術祭マンガ部門の優秀賞を受賞した。
(wikipedia引用)
吾妻ひでおいわく「結構美人かな」
作品リスト
『エマ』
作者の初の長期連載作品。今や日本では萌え属性の一つと化しつつある「メイド」を主人公に据えたラブロマンス。メイド好きを公言する作者が、ヴィクトリア朝イギリスにおける職業としてのメイド像を丹念に描き上げ、全10巻が堂々の完結を迎えた。日本生まれのメイド作品としてまず名が挙がるだろう秀作。関連書籍に『エマ ヴィクトリアンガイド』がある。
『シャーリー』
作者が同人時代から描き続ける少女メイド物語。メイド愛を持て余す作者が地道に回を重ねていき、第1巻から8年をかけて第2巻が上梓された。13歳のメイドと妙齢の女主人との日常を綴った、作者の趣味丸出しの作品。
2016年には本人が監修したシャーリーのメイド服がコスパティオより発売された。(参照)
『乙嫁語り』
中央アジアを舞台にした「乙嫁」たちの物語。既巻は13巻。時代漫画としての一面もあり、近世アジアの人々の暮らしを丁寧に描く。美麗な民族衣装が目を引く単行本のカバー表紙が印象的。『エマ』で培われた描き込みスキルが存分に発揮されている。
『森薫拾遺集』
出オチで始まる拾遺集。作者が方々で描き散らしたものを集めて出来た「闇ナベ」。森薫ってどんな作家?という人はこれを読めばだいたいわかるかもしれない。現代ものもあるが、やはりメイド率は高め。「メイドの黒髪ですもの。それくらいのご利益あってしかるべきよ」
関連タグ
竹本泉…彼女に影響を及ぼした漫画家の一人。のちに「エマ ヴィクトリアンガイド」にて対談している。