概要
ドイツ原産であり、14世紀頃にワイアーコートのピンシャー犬種から作出された。
シュナウザー(Schnauzer)とはドイツ語で『口ひげ』を意味し、その名の通り鼻の周りがボリュームのある長い毛で覆われていて口ひげに見える事が特徴。
様々な理由で生後すぐに断耳・断尾を行う習慣がある犬種であるが、近年は室内で家族として飼育することが多く、断耳や断尾、またはその両方をしていないシュナウザーもよく見かけるようになった。
元々はネズミ捕りの仕事をしてきた歴史があり、その後羊追いや番犬としても用いられるようになった。
基本的にとても活発であり家族に対しては忠実で人懐っこいが、前述の歴史の名残か家族以外への警戒心はやや強い傾向にある。
サイズ
- スタンダード・シュナウザー:
オリジナルのシュナウザー。体高はオスが46-51cm、メスが43-48cm。
- ジャイアント・シュナウザー:
スタンダード・シュナウザーにグレートデーンやロットワイラーなどを交配して作出された大型のシュナウザー。体高はオスが65-70cm、メスが60-65cm。
- ミニチュア・シュナウザー:
スタンダード・シュナウザーの小ぶりな個体とアーフェンピンシャー、プードルなどを交配して作出された小型のシュナウザー。日本で最もよく見かけるシュナウザーである。体高はオスが30-36cm、メスが27-33cm。
なお、テリアに近い性質を持つため日本ではテリア・グループに含められるがテリアの血統は一切入っていない。