作品解説
本編連載開始は2009年8月の0話からである。それ以前にもテスト動画が何本か存在している。
本来は潜水艦ゲームであるサイレントハンターであるが、この作品ではMOD使用により水上艦での戦闘を再現しており、「サイレントじゃないハンター」タグがつけられている。
史実では1939年12月にラプラタ沖で自沈したドイツ海軍装甲艦「アドミラル・グラーフ・シュペー」であるが、この作品では艦長のラングズドルフ大佐が急病によって出撃不能となり、さらにベテラン乗員も次々と引き抜かれ新兵ばかりになってしまう。そんな中で陸上勤務であった後任の艦長が就任し、ようやく1939年10月18日「シュペー」は通商破壊のために出撃する。
英国陥落をもって第一部が終了。その後地中海ならびに黒海を主戦域とする第二部へと移行し、タイトルも「シュペー奮闘記1941」となった。
そして黒海での戦闘が終わると第二部も終了、新たに第三部の「シュペー奮闘記1943」となっている。
2017年1月現在第三部3話まで投稿されている。
開始直後からアニメやゲームなど様々なネタを盛り込んでいたが、次第にエスカレートし後に本編にアイマスキャラが登場したため、アイマス架空戦記タグがつく。
なおサイレントハンター動画によるコミュニティであるニコニコ潜水戦隊に登録されたシリーズであるため、他のシリーズのキャラが登場したり、その逆も多く見受けられる。
また多彩なBGMも魅力である。
アイマス系イベントが増えたので、イラスト募集中とのこと。もちろん、当大百科用も募集中である。
登場人物(シュペー乗組員)
艦長
「シュペー」艦長。このシリーズの主人公。ラングズドルフ大佐の後任として陸上勤務から急遽「シュペー」艦長に引っ張られた。しかしながらベテランが引き抜かれ、新兵ばかりとなった「シュペー」を率いて大活躍することとなる。既に3桁を越す敵艦船を撃沈したにもかかわらず、一向に昇進できない。しかも陸の上に上がると何かと不幸な目に遭う。とは言うものの、無事に生還するのはお約束だ。また総統のお気に入りでもあるらしい。最近どこか怪しげな夢によって目覚めが悪い模様。一部の動画では外見はペンギンとされているが、イタリア海軍少佐の我那覇響によればたんなるおっさんだとか。
オットー・アイゼンバルト・フォン・レヴィンスキー
「シュペー」副長。佐藤大輔氏の架空戦記「レッドサン・ブラッククロス」の登場人物。副長としては有能であるが、陸に上がると運の悪い艦長の巻き添えを食って、某豆タンクな少女やハサミのような髪を持つ少女たちに襲われたりするなど不憫。第二部の11話でようやくイラストがつくが、第一次大戦時からの古強者と言う外見をしており、実際とある若い「ぎゃおおおん」な士官の不甲斐ない訓練の様子を見て、呆れて苦笑しているシーンがある。
航海長
「シュペー」航海長。シリーズ開始以来座乗していたが、1941年5月をもって新鋭巡洋艦「ザイドリッツ」の竣工によりイタリア・ナポリにて退艦し、後任と交代。本人の言に寄ればそのまま艤装委員から「ザイドリッツ」副長に就任とのこと。なお、前線から戦闘経験者を引き抜かればならない程の人材不足を艦長は嘆いている。
四条貴音
「シュペー」航海長。階級は少佐。言わずとしれたアイドルマスターのキャラクター。緑炎P作品よりの出張キャラ。前任者と交代してナポリで乗艦するも、いきなり艦長たちを呆れさせる珍事を起す。またその細身からは考えられない胸と食欲の持ち主。なおこれまでの架空戦記と違い、私服やステージ衣装ではなくドイツ海軍士官の正式制服で登場している。それから、艦長のお相手であるとかないとか・・・
砲術長
「シュペー」砲術長。当初新米ばかりで砲撃の練度が著しく低い「シュペー」にあって、主砲でヨットを砲撃しなければならないほど苦労しつつも、ついにはドイツ海軍水上艦艇で類稀なる武勲を立てる艦とした功労者の1人。しかしながら特に目立つ存在であるわけでもなく、第二部12話で転属命令を受けて退艦した。
秋月律子
「シュペー」砲術長。階級は少佐。言わずと知れたアイドルマスターキャラであり、律トリオの一角。当初はイタリア大使館付き武官への転属命令を受けるも、イタリアとの呪縛から抜けるべく強引な手段を使って第二部12話で「シュペー」砲術長の後任に納まる。もっとも、最終的にイタリアから逃げられるかは微妙っぽい。なお別シリーズではUボートの一等航海士であった。ちなみに下着の色は←バコッ!「言わないで!」 いや、もう手遅れだし。
尾崎玲子
魚雷艇部隊から「シュペー」主計科に転属。階級は中尉。言わずと知れたアイドルマスターDSキャラクター。本当の意味で、まるでダメな大人。第二部6話で自らの失態をサイネリアから責められ、ストリップをやらされたことで精神を病み、手榴弾を爆発させて魚雷艇部隊に甚大な損害をもたらした。普通なら刑務所送りだが、何故か17話で「シュペー」に転属となっている。頼むから火薬庫に手榴弾を投げつけるなよ!!
秋月涼
「シュペー」乗組士官候補生。後に少尉に任官。言わずと知れたアイドルマスターDSのキャラクター。律子とは従姉弟の間柄。本来は潜水艦乗りであったようだが、水上艦艇の人材不足を補うために第二部2話で「シュペー」に配属される。新米であるが故に、船酔いを起したり空襲に驚いてドアに頭をぶつけたりと、だらしない一面がある。それにもかかわらず、艦長の適当振りによって2級鉄十字章を授与されている。2人の街娘に付きまとわれており、世界は変わってもリア充&不憫属性持ち。
謎の従卒
「シュペー」乗組の水兵。主計科所属の模様。別シリーズに登場する如月千早の弟と外見は似ているが、性格はかなりの腹黒。艦長を出し抜いたり、夢子や愛を焚きつけて涼を襲わせたりと、とにかく行動ならびに言動がヒドイ。しかも回を重ねるごとに、段々行動がエスカレートしている。第二シリーズ9話より登場。如月千歳と言われたりもするし、それを匂わせる描写もあるが、本名が明確に示されているシーンは第3部第3話時点でもない。
水兵
「シュペー」乗組の水兵。芸能人の名倉潤に似ている。涼や千歳?と一緒に行動している場合が多い。第二シリーズ5話より登場。本名について明確に示されているシーンはない。
登場人物(ドイツ海軍関係者)
エーリヒ・ヨーハン・アルベルト・レーダー(レーダー元帥)
ドイツ海軍総司令官。海軍元帥。史実ではナチス政権下において水上艦隊の整備を進め、有名なZ計画を推進するが、第二次大戦によって挫折。加えて圧倒的な英国海軍の前に敗れ去る。このシリーズでは、「シュペー」らの活躍によって水上艦艇の整備が史実に比べて進み、Z計画艦艇も少しずつではあるが竣工しつつある。なお、他のシリーズ同様根っからの大艦巨砲主義者かつ、どこか頭の螺子が緩んでいるとかいないとか・・・
カール・デーニッツ(デーニッツ元帥)
ドイツ海軍潜水艦隊司令官。海軍元帥。史実では潜水艦隊司令官に加えて末期には海軍総司令官、さらにヒトラーの後継総統を努める。WWⅠにおいては潜水艦乗りで、大戦後は潜水艦戦力の整備や戦術の研究を進め、WWⅡ初頭におけるドイツ海軍Uボートの活躍の立役者となった。このシリーズでは登場の機会はほとんどないが、ローレライ作戦に関与し、またUボート300隻体制から大型艦中心の精鋭体制に移行したことが作中で語られている。
ヴィルヘルム・マルシャル(マルシャル提督)
高海艦隊第一航空戦隊司令官。後高海艦隊大西洋方面司令長官。海軍大将。史実では英空母を撃沈しながら独断行動によって更迭された人物。本シリーズでは「ビスマルク」を中心とした高海艦隊第一航空戦隊を指揮して「ローレライ作戦」を実施し、潜水艦部隊と共同して多大なる戦果を上げる。後にブレストに移って陸上より指揮を執る。艦長と一緒の艦に座乗したり、ブレストにいるため出演回数が多い。艦長がスコップな少女に脅されたり襲われたりした話を聞いても、冷静に聞いてあまつさえ笑っている中々の人物。
オットー・チリアクス(チリアクス提督)
英国上陸作戦時臨時遊撃戦隊司令官。後ドイツ海軍地中海支隊司令官。海軍中将。史実ではチャンネルダッシュとして名高いツェルベルス作戦を指揮した以外は、あまり戦歴としてはパッとしたものを残していない。しかしながらこのシリーズでは、英国本土より脱出する船団攻撃や、地中海における英国艦隊との戦闘で、その手腕を発揮している。常に丁寧な口調だが、マルシャル提督程ユーモアを持ってはいない模様。
エルンスト・リンデマン(リンデマン教官)
航空母艦「グラーフ・ツェッペリン」艦長。海軍大佐。史実では「ビスマルク」艦長となり無念の戦死を遂げた人物。海軍入営以来砲術畑を歩んできた根っからの大砲屋。この作品では「シュペー」艦長が「ビスマルク」艦長となり、その後もラングズドルフ大佐に引き継がれたため、「ツェッペリン」艦長に留任していると思われる。「シュペー」艦長は教官と呼んでおり、おそらく海軍大学での教官であったと推察される。
ギュンター・プリーン(プリーン艦長)
ドイツ海軍潜水艦U47艦長。海軍大尉。スカパフローに侵入し英戦艦「ロイヤル・オーク」を撃沈するなどしたUボートエースの1人。デーニッツPの「蒼海の歌姫」シリーズで音無小鳥にプロポーズした。このシリーズではその設定が流用され、目出度く小鳥と乗艦の上での結婚式で結ばれている。また史実では1941年5月に戦死となったが、この世界では英国が陥落したため回避された。
オットー・クレッチマー(クレッチマー艦長)
ドイツ海軍潜水艦U99艦長。史実でも大戦初期に活躍したUボートエース。しかしながら、1941年3月に英駆逐艦との戦いで捕虜となり、戦場から退場となった。戦後は西ドイツ海軍准将まで昇進した。この世界では英本土陥落によって捕虜フラグが叩き折られ、しかも三浦あずさ艦長と婚約している。ただし、戦争が終わってからの結婚と言う別のフラグを建てており、大丈夫か?
日高舞
第一護衛戦隊司令官。海軍少将。言わずと知れたアイドルマスターDSキャラで、日高愛の母。オーガ(笑)まだ上官であることを知らなかった「シュペー」艦長と酒場で本気の戦いをしたこともある。第二部15話から本格参戦し、軽巡「エムデン」に座乗して黒海向け輸送船団の護衛に就く。ヒトラー総統を容赦なく批判するなど、原作と同じく自由奔放のようだ。
岡本まなみ
第一護衛戦隊戦務参謀。言わずと知れたアイドルマスターDSキャラで、日高舞の下僕(笑)この作品では原作で日高舞のマネージャーをしただけあってか、参謀職をソツなくこなしている。ただし、舞の総統批判に苦言を呈するなど、世界は変われど舞の言動に振り回されるのはもはやお約束のようだ。第二部15話から本格参戦。軽巡「エムデン」に座乗。
如月千早
ドイツ海軍潜水艦U765艦長。言わずと知れたアイドルマスターのキャラクターで、ニコニコ潜水戦隊内のデーニッツP製作の「蒼海の歌姫」シリーズよりの出張キャラ。「ネルソン」級戦艦撃沈、ドーバー港奇襲をするなど、女性Uボートエース。ちなみに艦長は宣伝省の単なるプロパガンダと思っていた模様。彼女の前では72とかドラム缶体型と言う言葉は禁句である。もし言おうものなら・・・・・・うわ!何をする!!
天海春香
ドイツ海軍潜水艦U765先任士官。言わずと知れたアイドルマスターのキャラクターで、千早と同じく出張キャラ。千早を適確な補佐で助け、赫々たる戦果を上げる。当シリーズでは外伝やウソm@sでの悪m……じゃなくて活躍が有名。本編ではチョイ役に近いが、それでも各個たる存在感を放っている。なお彼女の場合制服ゲラでの出演は今の所無い。しかしいずれ閣下となって我らの前に現れる……かもしれない。
菊地真
ドイツ海軍潜水艦U765水雷長。後練習潜水艦(艦名不詳)艦長。言わずと知れたアイドルマスターキャラで、デーニッツP作品よりの出張キャラ。初登場時はそのままのポストであったが、その後転属した模様。スカートを履いているのに、艦長に少年と間違われそうになる。しかし、彼女に近づくには注意が必要。何故ならスコ……ガ!?
萩原雪歩
ドイツ海軍潜水艦U765機関長。後に真の練習潜水艦の先任士官。やはりアイドルマスターキャラで、デーニッツP作品よりの出張キャラ。上記の菊地真に対して排他的なほどの「友情」(敢えてこの程度の表現にとどめておこう)を持っており、真の性別を誤認したり、あるいは二人の間に割って入ろうとする…「と彼女が認識した」相手には、何らのためらいもなく愛用のスコップで攻撃を加える。それがため、ただでも女性からの誤解を買いがちなシュペー艦長は、英国海軍本国艦隊と地中海艦隊による挟撃よりも、彼女との遭遇を恐れている。
三浦あずさ
ドイツ海軍潜水艦U91艦長。言わずとしれたアイドルマスターキャラで、デーニッツPの作品よりの出張キャラ。原作ではとにかく方向音痴であったが、この作品でも相変わらずで哨区BE66に向かうはずが36に向かっていたりした。一方でU91自体は空母「アークロイヤル」を撃沈するなど、戦果を上げている。またクレッチマー艦長と婚約しており、戦争が終わったら結婚する気のようだが、フラグには要注意して欲しいところである。なお、アイマスキャラ(アイドルマスターシンデレラガールズ、は除く)で一番年長であり、巨乳持ち。そのためそうした部分を衝かれると・・・・・・アラーム!!それから、時たま中の人が漏れ出している模様。
星井美希
ドイツ海軍潜水艦U91先任士官。言わずとしれたアイドルマスターキャラで、デーニッツPの作品よりの出張キャラ。原作ではゆとりキャラで、この作品内でもその特性が遺憾なく発揮され、クルクルのカリカリで空母を沈めてしまう程。かと思えば、真面目に攻撃して貫禄の不発になったりもした。艦長のあずさと共に親撲会をやったかと思えば、航海長と共にあずさのチアキング化の被害に遭ったりするなど、そうした面ではバランスが取れているかも。
水瀬伊織
ドイツ海軍兵器開発局局長。言わずと知れたアイドルマスターキャラで、デーニッツPの作品よりの出張キャラ。魚雷をはじめとする新兵器開発を行う兵器開発局のトップ。そのため、親撲会に遭わされる率が最も高い人物である。当シリーズでも、地中海でU91に不良品魚雷を支給し、止せばいいのに現地に赴いたため、あずさと美希に粛清された。なお、この時一度だけ制服姿を見ることが出来る。
音無小鳥
ドイツ海軍潜水艦U765通信長。曹長。言わずと知れたアイドルマスターキャラで、デーニッツPの作品よりの出張キャラ。元の作品でプリーン艦長に見初められ、今シリーズでは英国陥落後の観艦式で見事ゴールインを果たす。やったねwww!結婚すれば腐った部分も収まるかと言う意見もあったが、残念ながらそうではない模様。色々な意味で残念すぎるキャラクターである。
東豪寺麗華
第三部より登場のシュペー乗組水兵。言わずと知れた「アイドルマスターrelations」のキャラクターで魔王エンジェルのリーダー。当の本人はようやく自分の出番と意気込んでいるが、実態は同じ魔王エンジェルの2人が士官なのに、彼女だけ水兵でしかもシュペー配置の、明らかに罰ゲームか貧乏籤状態。別作品では同じ士官だったのに……御愁傷様。
朝比奈りん
第三部第1話に登場したドイツ海軍士官。言わずと知れた「アイドルマスターrelations」のキャラで、魔王エンジェルのメンバー。彼女とともみは麗華と違って士官への任官試験を受けて合格した模様。具体的な艦名は不明だが、新造艦配備の模様。小悪魔のような態度で、麗華に嫌味を言っていた。
三条ともみ
第三部第1話に登場したドイツ海軍士官。言わずと知れた「アイドルマスターrelations」のキャラで、魔王エンジェルのメンバー。りんと同じく艦名は不祥だが新造艦配備の士官に。どこかの戦艦の名前の眼鏡キャラのごとく、淡々と麗華に嫌味を言っていた。
奥山沙織
第三部より登場のドイツ海軍水兵。言わずと知れたアイドルマスターシンデレラガールズの眼鏡キャラ。原作ではヒドイ東北訛りが、このシリーズではババリア訛りになっている。具体的な配置は不明だが、シュペーに乗り込む模様。麗華と共に今後の活躍が期待される。
フィーナ・シューレンベルク
第三部第1話に登場したゲストキャラ。ドイツ海軍大尉。本業は海洋物理学博士。日系ドイツ人で猫耳娘。その正体はニコニコ潜水戦隊のマスコットキャラ。これまでにも他のシリーズや単発作品に登場し、シュペー奮闘記にも出張してきた。艦名不詳だが戦艦配備の模様。なおこのシリーズでは語尾に「にゃ」を付けている。某シンデレラキャラと被らなければ良いが。
登場人物(ドイツ陸軍関係者)
ハインツ・グデーリアン
ドイツ陸軍第19装甲軍司令官。史実でもドイツ陸軍の電撃戦の立役者で、戦後も活躍するなどドイツ陸軍のアイドルとも言うべき存在。通称韋駄天ハインツ。史実では停止命令が出されて、ダンケルクからの撤退を許してしまうが、このシリーズでは第一部6話後編において「シュペー」によるダンケルク突入に刺激されて命令を無視して前進、ダンケルクを攻略し英仏軍にトドメを刺した。
ゲルト・フォン・ルントシュテット
ドイツ陸軍A軍集団司令官。史実ではドイツ陸軍内の長老として、ヒトラーにも物申せる数少ない人物として有名。またグデーリアンらの電撃戦の理論などへも寛容であった。このシリーズでは、第一部6話後編においてグデーリアンの独断を追認するとともに、自らも進撃を再会し英仏軍にトドメを刺した。
ヴァルター・ハイッツ
陸軍大将。英本土上陸作戦において第一波上陸を担った第9軍第8軍集団司令官。史実では熱心なナチス信望者で、スターリングラード戦で捕虜になった後も反ナチスグループへの参加を拒否し、最後はガンで死んだ人物。このシリーズでは第一シリーズ第九話前編において、英本土上陸作戦時に艦長の操る仮装巡洋艦に座乗していた。後に第二シリーズ18話でB軍集団第6軍第8軍団長として再登場。
登場人物(ドイツ空軍関係者)
ヘルマン・ゲーリング
ドイツ空軍大臣。国家元帥。言わずと知れたドイツ空軍のトップ。第一次大戦中はエースパイロットであったが、第二次大戦時にはモルヒネ中毒となり、さらにブクブクに太っており、デブ元帥と言われたりもする。別のシリーズでは第一次大戦時のハンサムな姿を取り戻したりしたが、生憎このシリーズではそのままの模様。相変わらずドイツの空を飛ぶ物は全て空軍の物だと思っているようだが、「ツェッペリン」用に艦載飛行部隊を組織して貸し出したり、「シュペー」に刺激されてダンケルクにトドメを刺したりと、一応仕事はしている。
アルベルト・ケッセルリンク
ドイツ空軍元帥。第二航空艦隊司令官。通称「微笑みのアルベルト」ナチスドイツ空軍設立時に陸軍から空軍に移籍した風変わりな経歴を持つ人。史実においては地中海に方面を中心に戦い、連合軍上陸後のイタリア戦線における勇戦敢闘は良く知られている。この作品ではイタリア本土とシチリアに展開する第二航空艦隊を率いて地中海戦線で戦う。やる気なしおなイタリア軍に苦労しつつも、ついにマルタ島ならびに北アフリカ攻略を成し遂げた苦労人。
アドルフ・ガーランド
ドイツ空軍中佐。エースパイロット(笑)史実でもドイツ空軍を代表したエースパイロット。史上最年少将官になったり、ダイヤモンド剣柏葉付騎士十字賞を受勲したりとその経歴は凄過ぎるの一言。この作品ではマルタ島攻略作戦においてFw190に搭乗して参加している。なお、別作品のようにちー〇ゃんファンクラブを立ち上げているかは不明である。
ヴァルター・ノヴォトニー
ドイツ空軍中尉。戦闘機パイロット。ドイツ空軍のエースパイロットの1人。史実では1944年11月に、Me262での戦闘中に戦死する人物。このシリーズではマルタ島攻略作戦において、Me109に搭乗して参加。暴走しがちなガーランドに釘を指している。
登場人物(ドイツ政府関係者)
アドルフ・ヒトラー
ドイツ第三帝国総統。言わずと知れた世界で一番有名なのかもしれない独裁者。第二次大戦直前のドイツ復活を成し遂げたと同時に、ドイツを破滅に追い込んだ人物。史実では軍事にやたら口を挟んで、敗勢を助長させたとされる。このシリーズでは海軍水上艦隊の活躍もあり、水上艦艇増強を認めたり、英本土上陸を実行したり、アメリカを牽制する発言をしたりとそれなりにまともな方向で動いている。実際に登場したのは一度きりで、その際には東方への熱い想いをレーダーに語っている。
ヨーゼフ・ゲッベルス
ドイツ国民啓蒙・宣伝大臣。言わずと知れた、ナチス政権におけるプロパガンダの天才。現在でも彼が開発した手法が使われている位である。史実ではヒトラー自殺後に、家族を巻き込んだ心中で自殺した人。このシリーズでは本人が直接登場するシーンはないが、ラジオ音声では登場し艦長たちを大いに呆れさせた。なお、ニコニコ潜水戦隊各シリーズ内では艦長たちの功績をネタに宣伝を行なうことが多い。艦長たちにとっては、ある意味ヒトラー以上に性質の悪い存在かも。
登場人物(イタリア海軍関係者)
イニーゴ・カンピオーニ
イタリア艦隊司令長官。海軍大将。史実では数度の海戦を指揮した後ドデガネス諸島の総督に就任。イタリア降伏後ムッソリーニ派への協力を拒否したため銃殺刑。この作品ではイタリア人らしい言動で、チリアクス提督を唖然とさせ、シュペー艦長を苛立たせた。もっとも、これはイタリア人がそもそも戦争に乗り気でなかったことや、燃料の不足(作中でも触れられている)に悩んでいたのだから仕方がない。現にその後の英国艦隊との海戦ではちゃんと指揮を執っている。統領の命令で律ちゃんのために戦艦を整備したとかしなかったとか……
我那覇響
イタリア海軍軽巡洋艦「ジュゼッペ・ガリバルディ」艦長。イタリア海軍中佐。緑炎Pの作品よりの出張キャラ。地中海における戦闘で「シュペー」と協同、マルタ向け輸送船団攻撃では水雷戦隊を率いて「シュペー」と共に大戦果を上げる。また後に律子がアレクサンドリアに来た際は、イタリア海軍に勧誘したりもしている。一方でシュペー艦長に詐胸とバカにされて泣き顔をさらしたりもしている。しかしながら、これに対する報復は強烈で「シュペー」はイタリア海軍将兵の襲撃に遭っている。また艦長周囲に胸の大きな人間がいることを逆恨みして、艦長と一緒に釣りをした時に起きた事故を利用して、今度は陸軍兵たちによる報復を意図的に行わせている。
登場人物(イタリア陸軍関係者)
ジョヴァンニ・メッセ
イタリア陸軍でも数少ない名称と評価される将軍。史実ではロシアやアフリカ戦線で活躍し、イタリア国王から最後の元帥叙勲を受けた人物。このシリーズでは響を辱めた(と当人は判断した)艦長に対して報復を実行している。
登場人物(イタリア政府関係者)
ベニート・ムッソリーニ
イタリア王国首相にして、ファシスト党党首。言わずと知れたイタリアの独裁者。史実ではイタリア降伏によって幽閉され、ドイツ軍に救出されるも最後はパルチザンに発見されて逆さ吊りとなった末路は有名である。また別の動画作品では所謂「戦艦経済」を推し進めたことでも有名。このシリーズでは別動画で関係の深かった秋月律子を自軍に加えようと画策するも失敗している。しかし、彼女の相談に酒場で乗ったり、戦勝記念に酒場でのドンチャン騒ぎに加わるなど、中々に憎めないところも。
登場人物(民間人)
クルト・タンク(タンク博士)
フォッケウルフ社主任設計士。史実ではFw190やTa152と言った名戦闘機を造り、戦後もアルゼンチンなどで飛行機の設計に活躍した。また自らも飛行機を操縦する生粋の飛行機野郎。そんなスゴイ人なのに、艦長の第一声は「薄ら禿げオヤジ」。第8話にて艦載機の調整のために「ツェッペリン」に乗艦。その際に1回きりだが登場。
桜井夢子
言わずと知れたアイドルマスターDSキャラクター。作者コメによると前途有望な士官にまとわりつく街娘B。特に軍人であるかは確認されていない。愛と共にナポリまで涼を追っかけるものの、そこで誤解して艦長と副長に襲い掛かる。さらに涼に女性問題が浮上すると短機関銃まで使って鉄槌を下す。得物はMP40の模様。
日高愛
言わずとしれたアイドルマスターDSキャラクター。涼にまとわりつく街娘A。やはり軍人であるかは不明であるが、ウソm@sでは潜水艦の乗組員をしていた。将軍の娘(笑)夢子と共にナポリまで涼のことを追っかける。そしてやはり涼に女性問題が発覚すると鉄槌を下す。また涼に対してかなり積極的。得物は剣の模様。
登場艦艇(ドイツ海軍)
「アドミラル・グラーフ・シュペー」
このシリーズの主役艦艇。WWⅠ後のドイツ海軍が旧式戦艦の代替艦として建造した艦。1936年1月に完成。小粒な艦体に28cm三連装砲2基を搭載し、ポケット戦艦とも呼称されて完成時は各国を驚かせた。戦艦に対してはその高速を利して離脱し、巡洋艦には砲力で圧倒するとされた。だから、この艦で本物の戦艦を相手にしようなどとは冗談でも考えてはいけないよ。
全長186m 満載排水量16200t 速力28,5ノット
武装28cm砲6門 15cm砲8門 魚雷発射管8門 他に高角砲や機銃、水上機など搭載
同型艦「リュッツオウ」「アドミラル・シェーア」
「ビスマルク」
艦長らが一時期仮住まいした艦。WWⅠ後のドイツ海軍が満を持して建造した最新鋭戦艦。史実においてもヨーロッパ最強と言われた戦艦。史実では1941年5月に英海軍の猛攻撃を受けて北大西洋上にて沈没するが、当シリーズでは1940年8月に空母「グラーフ・ツエッペリン」と共に北大西洋へと出撃、ニコニコ潜水戦隊史上名高い「ローレライ作戦」を実行する。
全長241m 満載排水量50300t 速力30ノット
武装38cm砲8門 15cm砲12門 10,5cm高角砲16門 他に機銃、水上機などを搭載。
同型艦「テルピッツ」
「フリードリヒ・デア・グロッセ」
第三部1話で登場したドイツ海軍最新鋭戦艦。史実では第二次大戦開戦で建造中止になったH級戦艦。この世界ではシュペーの活躍によって水上艦隊が強化されたことで、竣工に扱ぎつけた模様。レーダー提督大勝利!今後の活躍に期待大。
全長278m 基準排水量52600t 速力30ノット
武装40cm砲8門 15cm砲12門 10,5cm砲16門 他に機銃や水上機を搭載。
「シャルンホルスト」
ドイツ海軍が第二次大戦直前に建造した巡洋戦艦。史実では艦首部や機関の不調などに悩まされつつも通商破壊作戦で活躍の後、1943年11月に英艦隊との戦闘で戦没した。当シリーズでは姉妹艦揃ってドイツ水上艦隊の一員として大活躍している。特に「グナイゼナウ」は「ビスマルク」と共にローレライ作戦に参加した。また支援動画において「シャルンホルスト」は主砲を38cm連装に換装し、「レナウン」を撃沈したが、この主砲換装に関しては本編でも確認できる。
全長235m 満載排水量38100t 速力31,5ノット
武装28cm砲9門(「シャルンホルスト」は後に38cm砲6門) 15cm砲12門 10,5cm高角砲14門 他に機銃、水上機を搭載。
同型艦「グナイゼナウ」
「グラーフ・ツェッペリン」
ドイツ海軍が始めて建造した航空母艦。史実では第二次大戦の勃発や設計の変更などで工事が中止、再開を繰り返して結局未完に終わった。当シリーズでは「シュペー」の活躍による水上艦隊増強決定によって早期完成に漕ぎ付けた模様。なお初代艦長はリンデマン大佐。「ビスマルク」と共に空軍より編入した艦載機部隊を駆使して「ローレライ作戦」を実施する。なお、甲板上に某72な少女の絵が描かれているとかいないとか。
全長262m 排水量33350t 速力35ノット
武装15cm砲16門 10,5cm高角砲12門 他に機銃を搭載。
搭載機40~50機程度
同型艦「ペーター・シュトラッサー」
「アドミラル・ヒッパー」
ドイツ海軍が建造した重巡洋艦。史実では他の水上艦と同様武運に恵まれず、同級の「プリンツ・オイゲン」は原爆標的艦となるなど、悲劇的な最期を遂げた。このシリーズでも「ブリュッヒャー」がノルウェーで史実と同じく戦没し、さらにライン演習作戦も「グナイゼナウ」にその役を取られるなど、影が薄い。一方で未完成に終わった「ザイドリッツ」が竣工するなど、ドイツ海軍巡洋艦の主力であることに間違いはない模様である。
全長202m 満載排水量18200t 速力32ノット
武装20cm砲8門 10,5cm砲12門 魚雷発射管12門 他に機銃、水上機を搭載。
同型艦「ブリュッヒャー」「プリンツ・オイゲン」「ザイドリッツ」(史実ではさらに未完成が1隻)
「エムデン」
ドイツ海軍が建造した軽巡洋艦。第一次大戦後のワイマール共和国時代、旧式艦の代替艦としてベルサイユ条約の規制、さらにはドイツを覆った大不況と言った厳しい条件の元で、1925年に誕生した。そのため第一次大戦後始めての大型艦として建造されながら、性能的には不十分であった。ただし、溶接工法の採用による経験の蓄積、新生ドイツ海軍を背負う人材の教育等に多大な貢献をした。このシリーズでは第一護衛戦隊の旗艦となり、日高舞少将が座乗して地中海経由で黒海に進出している。
全長155m 排水量6990t 速力29ノット
武装15cm砲8門 88mm高角砲2門 50cm魚雷発射管4門
同型艦なし
K級軽巡
ドイツ海軍が「エムデン」に続いて建造した軽巡洋艦。「ケルン」、「カールスルーエ」のようにいずれもKの頭文字となる都市名がつけられたことから、K級軽巡と呼ばれている。重武装であったが、軽量化による艦体強度の弱さは致命的で、荒天下の航行で亀裂が入ったとされている。さらに機関も高速用と巡航用に別々のエンジンを搭載するなど、使い勝手が悪く史実では活躍は出来なかった。この作品では「ケルン」が空母護衛艦や第一護衛戦隊指揮下の艦として登場する。
全長174m 満載排水量7700t 速力32ノット
武装15cm砲9門 88mm高角砲2門 53,3cm魚雷発射管12門 他に機銃、水上機などを搭載。
同型艦「ケーニヒスベルグ」「カールスルーエ」「ケルン」
M級軽巡
ドイツ海軍がZ計画にて建造を計画した艦。6隻の建造が計画されたが、第二次世界大戦によって全ての建造が中止された。これによってドイツ水上艦隊は、既存の艦艇のみで戦うことを余儀なくされた。このシリーズでは「シュペー」の奮闘などで水上艦の整備計画が続行され、1942年初頭時点で1番艦が竣工している。主力とも言うべきK級が能力不足であっただけに、その活躍が期待されている
全長183m 満載排水量10500t 速力35ノット
武装15cm砲8門 88mm高角砲4門 53,3cm魚雷発射管8門 他に機銃、水上機を搭載。
同型艦「コルベルク」「リューベック」「マインツ」「アウクスブルク」
「バイエルン」
第三部第1話に登場した第一護衛戦隊の新旗艦。見るからにゲテモノ臭が漂っており、舞曰く「全体から漏れ出すコレジャナイ感」。なお主砲は20cm連装、28cm単装に換装可能とのこと。速力は35ノット以上の高速であるが、復元性が心配される。別の意味で、今後の期待大。
全長 排水量5400t 速力36ノット
武装15cm砲6門(三連装二基)
仮装巡洋艦
特設巡洋艦とも言う。通常の客船や貨物船に武装を施して、軍艦の代わりとした艦を指す。ドイツ海軍は第一次ならびに第二次大戦で仮装巡洋艦を通商破壊艦として活用した。特にドイツ海軍艦は武装の隠匿が功名かつ上手かった。このおかげで多数の商船を撃沈または拿捕した。このシリーズでも「オリオン」をはじめとする数隻が活躍している。艦長も「シュペー」の修理に伴い、一時乗艦し英本土上陸作戦に参加している。なお性能などは母体となった船がバラバラなので、統一したものはない。またUボートなどに対する補給艦としての役目も負っていた。
Uボート
言うまでもなく史実におけるドイツ海軍の主力。第一次大戦ならびに第二次大戦で活躍したドイツ潜水艦の総称である。サイレントハンターは元々このUボートを操作するゲームであるので、このシリーズでも港などで多数目撃することが出来る。またそのタイプは小型のⅡ型や中型のⅣ型など、一口にUボートと言っても様々なバリエーションがある。史実において、デーニッツ提督は300隻体制を主張したが、このシリーズでは英国陥落などによる戦略変更で、少数精鋭主義に切り替わっている。また二コ二コ潜水戦隊所属のU1、U93、U101、U91,U124、U765が登場している。
登場艦艇(イギリス海軍)
「キングジョージⅤ世」
大英帝国海軍が第二次大戦前後に建造した戦艦。最新鋭ではあったが、軍縮条約の煽りを受けて日米の条約明け戦艦に比べると、パッとしない性能となった。加えて気取って採用した四連装砲塔は故障が頻発したとされる。史実では2番艦の「プリンス・オヴ・ウェールズ」が海軍航空隊の陸攻の攻撃で撃沈されるなど、日本人とも縁がある。このシリーズではローレライ作戦の際に、KGⅤが史実とは逆に「ビスマルク」のレールガン……じゃなくて主砲によって撃沈され、POWは英本土より脱出し地中海戦線へと転戦し、イタリア艦隊と砲火を交えている。残る艦のその後は不明。もしかしてハーケンクロイツを描いて登場したりしてwww
全長227m 排水量42237t 速力27ノット
武装36cm砲10門 13,3cm砲16門 ポムポム砲4基 他に機銃、対空機雷、水上機を搭載。
同型艦「プリンス・オヴ・ウェールズ」「デューク・オヴ・ヨーク」「アンソン」「ハウ」
「フッド」
大英帝国海軍が第一次大戦後に建造した巡洋戦艦。本来は3隻の同型艦が計画されたが、ドイツ海軍の事実上の消滅により、同型艦の計画は全て中止となり、同型艦なしとなった。英国民からは「マイティ・フッド」と呼ばれ愛されたが、実態は不十分な装甲しか持たない弱防御な艦で、加えて近代化改装も実施されず第二次大戦時は性能の陳腐化が著しかった。そのため、史実では「ビスマルク」砲撃により轟沈している。このシリーズではローレライ作戦で史実同様「ビスマルク」と砲撃戦を行なうも、随伴する「グナイゼナウ」の砲弾によって爆沈した。
全長262m 満載排水量41125t 速力28ノット
武装38cm砲8門 10,2cm砲8門 ポンポン砲3基 53,3cm魚雷発射管4門
「ネルソン」
大英帝国海軍が第一次大戦後、ワシントン条約に則って建造した16インチ砲搭載戦艦。日本の「長門」や米国の「メリーランド」などと共にビッグ7の一翼を担った。艦の前部に主砲を集中搭載している特徴的な艦影を持つ。本国艦隊の主力戦艦で、史実では「ビスマルク」撃沈に貢献した「ロドニー」がノルウェー沖で千早のU765によって撃沈され、残る「ネルソン」もローレライ作戦で雷撃によって戦没した。
全長216m 満載排水量38000t 速力23ノット
武装40cm砲9門 15,2cm砲12門 12cm高角砲6門 ポンポン砲8基 62cm魚雷発射管2基
同型艦「ロドニー」
「グローリアス」
第一次大戦中、英国海軍がバルト海における上陸作戦用に開発した大型軽巡洋艦を前身とする航空母艦。開戦時の英主力空母の1隻。史実では1940年6月にノルウェーからの連合軍撤退作戦の帰途、「シャルンホルスト」と「グナイゼナウ」に撃沈された。このシリーズでは1940年2月にインド洋で暴れまわる「シュペー」を撃沈するべく、スエズ経由でインド洋へと向かった。これは史実でもとられた行動である。しかしながら夜明け前に「シュペー」に捕捉され、砲撃戦となりトマホーク……じゃなくて28cm砲弾を被弾、それによって艦内弾薬や艦載機おびよ燃料が誘爆し、爆発沈没した。
全長240m 満載排水量26518t 速力31ノット
武装 高角砲、機銃
搭載機48機
同型艦「カレイジアス」
登場艦艇(フランス軍)
「ダンケルク」
フランス海軍が「ドイッチュラント」級に対抗して建造した戦艦。主砲口径は33cmと控えめだが、前部に四連装にまとめ集中した主砲による砲弾の集中や、装甲の集中、両用砲の採用など様々な新機軸が採用されていた。史実ではフランス降伏により活躍出来ぬまま、1942年11月にドイツ軍による接収を恐れて2隻とも自沈処分された。この世界ではヴィシーフランスがドイツの勝ち馬に乗ったためか、ドイツ側に立って参戦し出動、皮肉にも「ドイッチュラント」級の「シュペー」を救助している。
全長209m 満載排水量34884t 速力30ノット
武装33cm砲8門 13cm砲16門 対空機銃 水上機を搭載
同型艦「ストラスブール」
用語解説
ニコニコ潜水戦隊
ニコニコ動画内におけるサイレントハンターの動画を作る、もしくは愛好者によって形成される集団。所謂コミュニティーの一つ。動画製作者を艦長、視聴者を乗組員と呼ぶ。コミュニティなので専用の掲示板などを有する。サイレントハンター自体は潜水艦ゲームなので、投稿されるシリーズの多くは潜水艦のプレイ動画を物語に編集した物やサイレントハンターの解説物である。ただし、シュペー奮闘記のような水上艦を使用したサイレントじゃないハンター作品もジワリと増えつつある。
ダンケルクの惨劇
1940年5月27日、ドイツ海軍装甲艦「シュペー」が英本土へ撤退する英仏軍でごった返すダンケルク港に独断で突撃し、護衛の駆逐艦、部隊を運ぶ輸送船、漁船をやりたい砲台に砲撃した挙句在泊艦船を一掃した一連の攻撃のこと。これによって各種艦船41隻、14万tあまりが海のモズクとなった。シュペーも敵からの反撃で大破し多数の死傷者を出したものの、これによって英仏軍は撤退の手段を喪失。さらにこの「シュペー」の攻撃によってやる気を出した陸空軍による攻撃によってついに英仏軍は全面降伏を余儀なくされた。またドイツも、これをもってしても降伏しない英国に対して戦略の修正を余儀なくされた。この作戦で「シュペー」が大破したため、艦長と乗員は「ビスマルク」へ移動。ローレライ作戦に備えることとなった。またダンケルク方面への哨戒を命じられながら空振りに終わったU765の春閣下から、艦長が睨まれる結果ともなった。
ローレライ作戦
「シュペー奮闘記」内においてもニコニコ潜水戦隊史上においても歴史的な大作戦。作戦内容に関して言えば1940年8月にドイツ海軍水上艦隊ならびに潜水艦部隊の総力を上げて行なわれた、英国艦隊壊滅作戦。練度ならびに戦力面で不安が残るものの、「ビスマルク」ならびに「ツェッペリン」を含むドイツ海軍水上艦隊主力にて、英国本国艦隊ならびにジブラルタルのH部隊を釣り上げ、水上艦隊と艦載機による攻撃と某アニメさながらの潜水艦隊による包囲雷撃によって殲滅した作戦。英国海軍はこの作戦によって事実上壊滅し、本土への独軍上陸を許す結果となる。撮影に関しては各艦長の協力のもとで行なわれ、マルチプレイによる集団攻撃を可能とした。このため各シリーズの艦長たちが参戦した。後日各艦長は第一部完結にて再出演している。
またまたチャーチル禿げる
ニコニコ潜水戦隊内共通タグ。簡単に言うと、ドイツ海軍部隊の大戦果によって英国首相チャーチルに精神的重圧を与えて、その頭髪に壊滅的打撃を加えること。また別に、チャーチル用育毛剤を運んでいる輸送船を撃沈した場合なども考えられる。「シュペー奮闘記」においては「クイーン・エリザベス」級豪華客船撃沈や、ダンケルクの惨劇がこれにあたる。ただし、当シリーズではイギリス側、特にチャーチル首相らを描写するシーンはほぼ皆無である。
居酒屋チェーンスカリエッティ
ニコニコ潜水戦隊内共通タグ。アニメリリカルなのはシリーズに登場するナンバーズのキャラの誰かが主人をしている酒場のことで、ドイツのウィルヘルムスハーフェンやキール、フランスのロリアンならびにブレスト、イタリアのナポリと言った枢軸海軍根拠地ならどこにでもありますと言った感じの、枢軸海軍兵御用達の店。酒と食事の内容は悪くないらしい。なお別シリーズでは日本の東京にも出店している模様。主人が主人、客が客であるだけに、常に騒ぎが絶えない。よく窓ガラスを割られる。
ウィルヘルムスハーフェン
キール
ブレスト
ロリアン
ナポリ
「フタエノキワーミ!」「静かにせい!」
サイレントハンターお決まりのセリフ。ニコニコ大百科のサイレントハンター記事によれば、実際には「Jawhol Jungs, wir haben ihn!」(ヤヴォール・ユンクス、ヴィア・ハーベン・イーン!)と言っているとのこと。日本語訳は「よし、みんな。奴を仕留めたぞ!」となるそうだ。特にコンマの後が「キワーミー!」と聞こえるらしい。つまりは空耳なのだが、この「キワーミ」をコメントすることこそ、艦長と乗員の信頼の証……なのかもしれない。
親撲会
ニコニコ潜水戦隊内共通タグ。親睦会じゃないよ、本当だよ。簡単に言うとハンターたちが自分たちを命の危機にさらしたり、大漁を逸しさせられたり、不快に感じさせたりした相手(主に兵器開発部)とOHANASHIするイベントである。「シュペー」艦長が被害に遭ったことはないが、危うく巻き込まれそうになったり、目撃者となったことはある。ちなみに、居酒屋チェーンスカリエッティはその開催場所の定番である。
貫禄の不発
ニコニコ潜水戦隊内共通タグ。簡単に言うと、艦長たちが死に物狂いで狙いをつけて発射した魚雷や砲弾が、不発となり弾き返されたり、敵を通り抜けてしまうこと。これによって大量を逸した艦長は数知れない。なお、ゲームを盛り上げる演出と思われるかもしれないが、魚雷の信管の不良は第二次大戦中各国海軍がぶち当たった問題であり、嫌な意味でリアルな演出なのだ。