概要
ショタ指揮官とは「幼い男の子=ショタ」でありながら部隊の「指揮官」となっている者のことである。
『名探偵コナン』における『江戸川コナン』のように本来は立派な成人の指揮官だったが何らかの原因で「見た目だけ」が幼い男の子になっているという場合も非常に稀にではあるが存在するものの、基本的には本当に「指揮官の職に就いているだけの幼い男の子」という場合がほとんどである。
能力についても「ただの外見年齢相応の子供」である場合と、「何か特殊な能力を持っている」「肉体や能力はただの子供だが、頭脳明晰で作戦立案等に長けている」などの一応の理由付けがされている場合との二種類に分かれている。
前者の場合は指揮官とは名ばかりに事実上の指揮を行う誰かが補佐として就いているものも多く、指揮官というよりもマスコットのような扱いになっていることもある。
特に「艦隊これくしょん」以降に激増した「女の子への擬人化もの」作品の二次創作作品において、登場する女の子たちを指揮する指揮官に彼らショタ指揮官を用いることで「おねショタ」ものを描いている作品が多い……というか、基本的に指揮官がショタである場合、様々な制限(身体能力が子供であるが故に非力さ等)ができてしまうのでショタ指揮官を用いる作品の多くはおねショタ目的であると言っても過言ではないだろう。
それ故に女性キャラクターが主流メンバーかつ指揮官が明確に設定されていない作品においては一定の人気があり、仲間でありお姉さんである女性キャラクター達に時に守られ、時に甘やかされ、時にイチャイチャし、そして時に男らしい一面を見せて彼女らをドキッとさせていることが多い。
「部下である女性キャラを導く指揮官としての姿」と「年少者として女性キャラ達に愛されるマスコットとしての姿」を同時に描くことができる点は一粒で二度おいしいとも言えるかもしれない。
しかし、当然のことながら現実世界においては前述した「何か特殊な能力を持っている」等の彼にしかできないという誰もが認めるような余程の事情でもない限り、年端もいかない子供が指揮官になることはまずありえない事柄でもあるので(※)、一部には「ショタ指揮官なんてありえないフィクションは認めない」という者も存在する。
だが、このPIXIV内においてだけでも「指揮官が動物」「指揮官が人外の化け物」なんていう場合もあるので「指揮官がショタ」なんてものはフィクションとしてもまだ可愛い方である。
同様に指揮官が幼い女の子の場合は「ロリ指揮官」になり、恋愛ものとしてはショタ指揮官より劣るものの、ロリ指揮官自身がマスコットキャラとして新たなヒロインのように描かれる作品も存在する。
(※) こうは書いたが、実際は現実において、そういう場合でも「責任問題」「児童虐待」等の観点から幼い男の子が、その活動に多額の資金がかかり、部下や民の命等の重責がのしかかるだろう「部隊の指揮官」という大変な役職に就任することは起こりえない自体であろうとは思われる
別名・表記ゆれ
ショタ提督など、作品ごとの指揮官の呼び方によって異なる役職名になる。
関連タグ
魔法先生ネギま!…指揮官ではなく先生ではあるが、幼い男の子が先生として年上である女生徒達に囲まれて、時に導き、時に甘やかされたりしながら楽しく生活するという点ではショタ指揮官と同じ傾向の作品だった(中盤以降はバトルものの傾向が強くなったのでその要素は控えめになったが)。
同時につけられやすいタグを一部紹介