ジェロムレバンナとは、フランス出身のキックボクサーである。K-1GPで95年・02年と2回準優勝。ニックネームは「ハイパーバトルサイボーグ」、「K-1の番長」。190センチ。
1995年ライバルのベルナルドと共にK-1デビュー、いきなり準優勝。
パンチ、キック共に強力であり、KO負けを恐れずにKO勝ちを狙うスタイルである。インタビュー時のビッグマウスとそれに違わない豪快なファイトスタイルで1999年~2002年の全盛期の時には、インパクトのある試合が多かったため、王者になっていないが大人気選手だった。戦慄の左ストレートや右フックで数々の強豪をKOしていった。
1999年と2001年のGPでは事実上の決勝戦と謳われた1戦を2度も経験している、99年のGPでは前年のGPを制し10連勝9連続KOのレコードで疾走していたアーツに逆転KO勝ちし止める事に成功した。
さらに2000年フィリオとの対戦は千年に1度のKO激、2001年ベルナルドとの対戦は21世紀最大のKO激、2001年ハントとの対戦は全てを壊そうとする男壊れない男・怪物2匹激突、2002年ハントとの対戦は凱旋門炎上史上最大のリベンジマッチ、と当時の煽りVTRで謳われた試合となった。
01年~02年マーク・ハントとの3戦は伝説の激闘試合となっている。
2002年のGP決勝戦で左腕を骨折してから2005年に完治するまでは低迷していたが、言動も穏やかで清々しいものに変わり、2010年からはドージョー・チャクリキでの出稽古をしていた時期もある。
ピーター・アーツ、アーネスト・ホースト、フランシスコ・フィリオ、マイク・ベルナルド、マーク・ハント、アンディ・フグ、サム・グレコ、レイ・セフォー、ミルコ・クロコップ、ステファン・レコ、セーム・シュルトなどと名勝負を繰り広げた。
アーツとは1勝3敗、ホーストとは2勝3敗、ハントとは3勝1敗。
他の選手と同じく大変な親日家であり、母国のファンにはもちろん日本のファンにも応援への感謝を口にしたり、妻と共に観光をした記事が新聞に掲載されたこともある。横断歩道を渡る年配者のエスコートをするなど、ニックネームにふさわしい男気あふれるエピソードが賞賛を集めた。
入場曲は2000年2001年の時はコナン・ザ・グレートのテーマソングを使用していて、2002年からはカルビナ・ブラーナを使用。