サム・グレコは、オーストラリア出身の空手家である。K-1GP98年・99年ベスト4。188センチ。元・WAKO PRO世界ムエタイスーパーヘビー級王者
アンディ・フグ同様、近い時期に空手からK-1に挑戦。
K-1時代はフックを中心としたパンチとキックのラッシュを武器に活躍。アーネスト・ホースト、佐竹雅昭、マット・スケルトン、レイ・セフォー、ステファン・レコ、ブランコ・シカティック、マイク・ベルナルドなどから勝利を収めている。
一方で怪我による欠場や試合中の怪我も多く(95年GPは練習中の怪我で欠場・96年GP準々決勝の武蔵戦は試合中の怪我でTKO負け・98年4月スケルトン戦は練習中の怪我で欠場・99年ベナゾース戦は試合中の怪我でTKO負け・99年ミルコ戦は試合中の怪我でTKO負け)、K-1創世期のメンバーではモーリス・スミスと同じく最高成績はGPベスト4止まりだった。
1999年ベルナルドとの対戦前は、父親が病気で入院中・妻が身重で出産間近という大変な状況だったので、絶対に負けるわけにはいかなかったという(本人談)非常に強い気持ちで臨み、先にダウンを奪われるがそれ以降はアウトボクシングに徹するという策で、逆転の判定勝ちという最高の結果で応えて見せた。
後に総合格闘技にも挑戦し、ミルコ・クロコップやマーク・ハントに次ぐ適応力を発揮。ボブ・サップのセコンドやコーチを務めた。
ホーストとは1勝1敗。ピーター・アーツとは2戦2敗、
ニックネームは「拳獣」、「オセアニアの英雄」などがある。
入場曲はバッドボーイ。
現在は自身のジムを運営し、後進の指導を行なっている