ジャスティン(竜とそばかすの姫)
りゅうとそばかすのひめのじゃすてぃん
「もう許せない!絶対に許しておけない!竜を倒さなければ、『U』の平和は保たれない!」
CV:森川智之
ジャスティスの構成員と共に『U』で違反、迷惑行為を働くAsの取り締まりに精を出しており、特にこれまで数多くのAsを再起不能にし『U』を荒らし回っている竜の捕縛と成敗に執念を燃やしている。
ベルが竜と交流を始めると、彼女もまたジャスティスの捜査対象となってしまい、ベルもまた彼らから狙われるようになってしまう。
外見は筋骨隆々な金髪碧眼の大男で、右腕にはAsを強制的にアンベイル(Asのオリジンを強制的に暴露する)する獅子の彫刻が施された光線銃を嵌めている。これ故に、彼は『U』の支配者である「Voices」と同等の権限を有しているとも言える。
ジャスティスとしての活動時は他の構成員と同じく白と赤を基調とした如何にもヒーローを思わせるバトルスーツを着用している。その他、ベルを尋問した際には黒い礼服を着込んでいた。いずれの格好の際も、アンベイル光線銃は嵌めている。
『U』が常に拡大を続けている故に現実に限りなく近づいているにもかかわらず、違反者を取り締まる警察機構に該当する存在が導入されないことを疑問に感じており、彼のこの意見に賛同する者は少なくなく、数多くの大企業からのスポンサーも受けている。そのため自身の行動が正義であると信じて疑っておらず、その信念を罵られると忽ち怒りを露わにする。
しかしベルからは「あなたは正義ではなく、ただ他人を屈服させたいだけ」と指摘されており、実際劇中ではお尋ね者の竜と通じているとはいえ、罪人ですらないベルをアンベイルしようとしたり、Asを再起不能にする竜の所業を非難しながら、自身もまた無力かつ非力な人魚Asたちを痛めつけているなど、自身の掲げる正義とは矛盾した暴挙に及ぶこともある。また当の一般のAsたちからも、上記のアンベイル光線銃を始め通常では手に入れられない権限を数多く有していることから、竜の追跡に関しては一応支持されている節こそあるが、存在自体は疑問視されてもいる。
そうした独善的な性分である上、主人公サイドとも敵対していることから、統べるジャスティスの面々共々、事実上本作のメインヴィランの立ち位置にあるキャラクターである。
最終的に意図的ではない形でベルのオリジンを晒したにもかかわらず、彼女が今までと変わらず絶大な支持を受けたことで、「オリジンをアンベイルすると地位が失落する」という『U』の常識が崩れ去り、全ての大企業からのスポンサーを失い失脚することとなった。
彼のオリジンは終始明らかにされなかったが、とある人物との関連性を窺わせる描写がある。