「カヌー部に入りませんかぁ〜?」
CV:染谷将太
概要
すずの通う高校の同学年の男子生徒。カヌー部所属にして設立者。愛称は「カミシン」。
本作に於けるムードメーカーポジションの立ち位置のキャラクター。
人物像
陽気且つフレンドリーな性格で、誰に対しても気さくに接している。特にすずとしのぶとは仲が良い。カヌー部の設立者である上、部員で唯一インターハイに出場資格を得る程の実力の持ち主。劇中ではインターハイのための練習に明け暮れており、夏には東京の多摩川付近へ遠征に出向いていた。また我が子を虐待する父親を画面越しで目の当たりにした際に「本当に父親かよ…」と絶句しながらも嫌悪感を抱くなど、正義感ある一面も見せる。音楽に興味関心があるかは定かではないが、Belleの楽曲は好き好んでいた模様。尚、恋愛経験は今日に至るまで皆無であった。
『U』にもアカウント登録しており、As(『U』のアバターの名称)は茶色いダックスフンドの外見をしている。
高校の最寄駅ですずとルカに鉢合わせた際に、ものの弾みでルカが自身に好意を抱いていることを知り動揺。しかし彼女がインターハイの開催地である北海道の函館の造船所に祖父が勤務している故に彼の応援に行けること、ベルの歌にお互いハマっていることから意気投合する。
その後、すずの向かった廃小学校の自習室にルカとしのぶ、聖歌隊の面々らと共に駆けつけそこでベルのオリジンがすずであることを知る。そして彼女がとある少年を救うために生身の姿でライブを開催し、それに声援を送った。
後日、少年を救いに東京へ単身出向いていたすずが帰郷した際には駅で皆と共に彼女を出迎え、帰り際、河川敷でベルの歌を熱唱した。
余談
中の人の染谷将太氏は、2015年公開の同監督作の『バケモノの子』で主人公の九太の青年時を演じた。
カミシンは主役ではないが、誰に対しても友好的に接するフレンドリーさや、物事に懸命に取り組む姿勢、見ず知らずの他者も気遣え助けようとする優しさと正義感強さが九太と共通していると言える。