概要
ジャスティン率いる、劇中の巨大インターネット空間『U』の正義と秩序を守ることをモットーに活動している自警集団。「ジャスティス軍団」とも呼ばれる。
構成員は全員白と赤を基調としたヒーロー然たるスーツを身に纏っており、下っ端の戦闘員は目元に赤いゴーグルの付いたヘルメットを被っている。
首魁のジャスティンが多数の大手企業からのスポンサーを受け、尚且つAsを強制的に「アンベイル(Asの正体を強制的に暴露する)」する兵器を所持しており、『U』に於ける影響力は高い。劇中では特に『U』を荒らし回っている故に大勢のAsから敵視されている竜のオリジンをアンベイルすることを主要目的としている。制裁手段をアンベイルにしているのは、『U』でAsのオリジンが露呈するとステータスを失うことが通例となっているためである。
しかしながら先述のジャスティンのアンベイル光線銃など、一般のAsには有することが出来ない権限を持っている他、目的のために無力な弱者を躊躇なく叩きのめすなど過激な暴挙に出ることもあるため、活動を疑問視する声もある。実際いくら背後に強力なバックや武器を保有しているとしても、彼らも所詮は一Asの集団に過ぎず、また強大な力を持つ身でありながら本来抱くべき責任感を持たずに驕り高ぶってすらいる節もあり、その有様は皮肉なことに制裁対象である竜と重なっているとも言える。
成立背景としては『U』が年々規模を拡大し現実と大差ない世界観になりつつありながら、運営元である「Voices」が「公平であるために必要なものは既にある」として警察のような治安維持システムを導入しない故に、結果『U』で違法行為を働く無法者が野放しにされ秩序が脅かされてしまう不安から来ている。事実構成員の多さや多数の大手企業からの協賛を得ていることがそれを窺わせている。
最終的にジャスティンが不意に『U』のトップシンガーであるBelleのオリジンをアンベイルするも、彼女がそれまでと変わらず絶大な人気を保ったことからアンベイルがAsの制裁に効力がないことが証明され、結果それまでバックに付いていた全ての大手企業がスポンサー契約を一方的に降りたことで影響力を失った。