ジャリキシン
じゃりきしん
ゴウリキシンに人間の負の感情が集まって出来た「ジャアクパワー」を融合させることで、誕生するゴウリキシンの亜種。
容姿について
基本的には、ゴウリキシンの頃の容姿に以下の要素が追加される。
・頭部に1本、または2本の角が生える。
・身体のどこかにジャリキシンボルが追加、または身体にある何かしらのマークがジャリキシンボルに変更される。
・身体のどこかに炎のような模様が追加される。
この姿ではスモードに戻れなくなり、カミズモウ時以外の場面では、「ジャリキシンマント」を羽織って全身を覆い、力を抑制している。
親方がいる状態から変化した個体は、引き続きスモードを使うことができる。
ジャアクパワーについて
ジャリキシン最大の特徴は、ジャアクパワーによって親方の神通力が無くともカミズモウができることである。親方の体力によって消耗したり、ムラの出来る神通力は異なり、ジャアクパワーは常に一定の力が注がれるという利点がある。
そして、ジャアクパワーを得たとしても、性格に変化が起こる等デメリットは確認されていない。
そんな便利な存在故に、ジャリキシンになった理由も、軽いノリでジャリキシン化した者から、重い理由でジャアクパワーを受け入れる決意をした者まで様々である。
逆に、ジャリキシンの状態から新たに神通力を注いで上書きする、自らジャアクパワーを手放す等、割と簡単に元のゴウリキシンに戻ることができる。
ジャリキシンは完全な一枚岩とは言えないものの、ある程度組織化されており、彼らはカミズモウ大会で優勝してジャリキシンが支配する世界を作ろうとしている。
ゴウテツ曰く、彼らが支配する世界は「悪い世界」らしいが、その詳細は明らかになっていない。
※説明は公式サイトの説明から引用
幹部
鎖の神。
ゴウリキシンをスカウトして、ジャリキシンにすることを目的としている。
ダイとゴウテツの前に立ちはだかる。
ジャオウに声をかけられ半ば強制的にジャアクパワーを手に入れたが、本人の性に合っていたらしく、ジャオウに感謝の言葉を伝えた。
そして、軽いノリでジャオウの元につくことを快諾している。
ガラスの神。
ワルダークと同じく、ジャリキシンの勢力拡大の為に暗躍している幹部の一人。
親方の居るゴウリキシンを主に狙っている模様。
ジャリキシンになった経緯は不明。
その他
ハンガーの神。
ワルダークでも手を付けられない乱暴者のジャリキシン。フックを伸ばしたり、上下に分裂したり、トリッキーな戦い方をする。決め技は、ハンガーで相手を捕まえて斬りつける「デスウェーブクラッシャー」
ゴウリキシン界で暴れていたところ、カミズモウ協議会に拘束されていたが、ワルダークに助けられる。そしてそのままジャリキシンになった模様。
カミズモウ大会にエントリーし、一人だけ正体が不明のまま予選ブロックを通過した謎のジャリキシンチーム。
スモードを持つジャリキシン
スパイクの神。脚力に長けた俊敏なジャリキシン。
手足に炎を纏った"爆足"状態になると、さらに速い動きが可能となる。
決め技は、炎の針のような蹴りを繰り出す【幻炎猛蹴破】
ライトと同様にジャリキシンの目的に賛同し、ジャアクパワーを受け入れる。
ジャリキシンの親方
永遠井ライト(とわいらいと)
ずば抜けた音楽センスを持つ天才少年。
ジャリキシンの親方としてダイたちの前に立ちはだかる。
ビューガの親方。
対戦相手が弱いやつばかりで退屈していたところ、現れたヴァイアンからジャリキシンの存在と彼らの目的を知り、彼らの目的に賛同してジャアクパワーを受け入れる。
元構成員
※アニメ本編でゴウリキシンに戻った順に記載する。
ドローンの神。
忍者のような素早い動きで相手を翻弄する、寡黙で冷静沈着なジャリキシン。決め技は、腰のドローンを回転させて体当たりする「烈風激手裏剣」
師匠のヒュルリィが襲撃で命を落としたことで、そのことで自責の念を負っていたところ、ワルダークに誘われてジャリキシンとなった。
襲撃についての真実を知ったことにより迷いが生じるが、ダイの神通力を注がれたことで、元のゴウリキシンに戻る。
花火の神。アゲアゲでアチアチな事が大好きな、軽いノリのジャリキシン。決め技は、背中の花から花火を打ち出す【アゲアゲ大散華】
人間の姿に変身できるという特殊能力の持ち主。
ワルダークにスカウトされ、「ジャリキシンヒバァーナ」という言葉の響きの良さやスカウトされたという事実への喜びから「なんか面白そう」と感じ、軽いノリでジャリキシンになる。
散々騒ぎを起こすも、自分の悩みをしっかり受け止めてくれた丹波リンの誘いに乗り、自らジャアクパワーを手放した。
傘の神。身軽でトリッキーな動きをするジャリキシン。風系や水系の攻撃が得意。
決め技は、雨粒で相手を足止めして天高く放り投げる「雨粒スプラッシュ」
雨の中ワルダークに捨てられていた所を、丹波リンに拾われる。
刀の神。
スピード、パワー、防御、全てトップクラスの凄腕ジャリキシン。
凄まじい威圧感で、他者を圧倒する。
決め技は、胸から巨大な刀を出現させ一刀両断する【閃光大輪斬】
ワルダークにスカウトされ、力を求めてジャアクパワーに手を染める。
同時にスカウトされたもののジャアクパワーを固辞して逃げてしまった相棒のナイトを探している。
ナイトの決意を知り、彼との戦いに敗れた後は1人山にこもっていたが、海征とリグルガングの説得の結果、ジャアクパワーを自ら捨て、海征の仲間になる決意をした。
携帯ゲームの神。
対戦相手のデータを背中のカセットに入力し、バッチリ対策を立てて戦うジャリキシン。
決め技は、連打を相手に叩き込む「モーレツ連射アタック」
カミズモウ大会のメンバーに誰にも誘われていなかったところをザンギエンに誘われ、チーム海征の一員となった。
タイヤの神。
巨体を活かしたパワー系の攻撃が得意。
決め技は、足をタイヤに変形させ猛スピードで突っ込む「突貫フルブラストホーン」。
大会で優勝するために強くなりたい烈の思いを汲み取り、ジャリキシンになった。
決勝トーナメントにてゴウテツの言葉に心が動きジャアクパワーを捨てた。
ルナが子供の頃から大事にしているぬいぐるみに宿った、ぬいぐるみの神。
決め技は、冷凍音波で相手を凍らす「ハウリングトーン」。
大会で優勝してルナの夢を叶えるために、ジャアクパワーを受け入れる。
そのカミズモウ大会の決勝トーナメントにて、チーム海征と対戦し、ザンギエンと海征の説得を受けて親方と共にジャアクパワーを捨てた。
色鉛筆の神。
ヴァイアンが大会用に連れてきたジャリキシン。
決め技は回転しながら頭突きをする【イロトリドリル】。
元々は筐体ゲーム限定のキャラで、レッド、ブルー、イエロー、グリーン、パープルの5人が、デイリーチャレンジやストーリーモードの一部に登場した。
アニメ版では親方がいるジャリキシンチームの数合わせとして、上記5人に加えブラウンが参加した。
因みに、デザインを担当した津島直人が描き下ろした金、銀、銅のペンシロウも存在する。