曖昧さ回避
概要
三邪神の1人サルーインは、かつて人間の戦士ミルザによって封印された。その時に使われたものが運命石「ディスティニーストーン」であり、この運命石は光の神エロールによって作られたものだった。
しかし、エロールにとって兄弟に当たるサルーイン本人もまた、ディスティニーストーンを作っていた。そして、これを1体の猛獣に埋め込んだ。これがジュエルビーストである。
こうして生まれた凶獣ジュエルビーストは、オリジナルと同様のディスティニーストーンの力を得たが、それゆえに制御が利かなくなり、あまりの凶暴さに造り手のサルーイン本人も管理を投げ出して、未開の地フロンティアに封印した。
時は経過し、サルーインが復活しようとしている本編の時代。サルーインが生み出した分身ミニオンの手によって、かつてサルーイン本人が恐れたこの凶獣が今、復活しようとしていた。そして、復活するとフロンティア地方を壊滅させ、大量のモンスターを従えて東征を試みてくる。
ディスティニーストーンの影響で属性耐性は万全と言って良く、特にリメイクのミンストレルソングでは攻撃性能まで強力になったため、(オリジナルの)ディスティニーストーンを1つも与えなかった場合のサルーインより遥かに強敵としてプレイヤーに恐れられる。
リメイクでは、もしも倒していなければ、サルーインを相手に主人公一行が戦おうとしていた同じ頃、地上を侵攻しようとするモンスターの大群にこのジュエルビーストが混ざっているのを見ることができる。
なお、サルーインがこのために作ったディスティニーストーンは、ロマサガ1では「サファイア」、リメイクのミンサガでは「エロールの作ったものと同じ10種」になっているが、実質的な違いは無いに等しく、倒してもこれらの運命石は1つも手に入らない。