概要
別名トカゲ下目(但し、日本爬虫両棲類学会ではトカゲ下目を適切な名称としており、これを踏まえて学術・教育関係の文献・資料ではトカゲ下目とするのが一般的である)。
英名(ラテン名)はScincomorpha。
頭部に大型の鱗板を備え、皮下骨が全身でよく発達する。体鱗はヨルトカゲ科は顆粒鱗、プレートトカゲ科とヨロイトカゲ科は瓦状鱗、スキンク科は円状鱗を基本とする。
いわゆるトカゲらしい体型をした種が多いが、四肢が退化傾向にある、あるいは完全に消失してヘビ型になったものも含まれる(特にスキンク科)
スキンク科以外は分布域が比較的狭く、ヨルトカゲ科は北米と中米、プレートトカゲ科はアフリカ大陸とマダガスカル、ヨロイトカゲ科はアフリカ大陸にのみ分布する。
スキンク科は南極を除いたほぼ全世界に分布するが、南米はごく少数のみが分布し、ユーラシア大陸でも亜寒帯には殆ど分布しない。