概要
CV:レノ・ウィルソン
実写映画版『トランスフォーマー』シリーズ第5作目『最後の騎士王』より登場するオートボットの1人。第3作目『ダークサイド・ムーン』における戦いで荒廃し、閉鎖地区となったシカゴのとある地域にて孤児となった少女・イザベラや他のオートボットらと共に人類の対トランスフォーマー部隊・TRF(Transformers Reaction Force)の監視の目を掻い潜りつつ同地域に隠れ住んでいた。
設定上ではスクーターに変形するが、戦闘によるダメージで身体の各部が欠損しているため、変形能力は失われてしまっている。更にその後の戦闘でも右腕が吹き飛ばされ、代用品としてディセプティコンのパーツで補ったのだが、不釣り合いに太い腕だった故にホイーリーからは「ゴリラの腕」とからかわれた。損傷によるものかは定かではないが、言葉を話す事はできず、かすれた電子音のようなものを発して相手とコミュニケーションを取る。自らの動作に支障をきたすほどに激しい損傷を受けているにもかかわらず修理をしない理由はイザベラが「修理を怖がっているから」と劇中で打ち明けている。
その小柄な体格とつぶらな瞳から感じさせるイメージ通りにおとなしく臆病な性格ではあるが、ホィーリーに前述の太い腕をからかわれた際には激怒して彼を突き飛ばす一面もあり、終盤の決戦シーンではオートボットらの進攻の妨げとなっていた砲台を自身の身の丈ほどもある複合火器を展開して吹き飛ばし、"Fuck you"と言い放つなど過激な一面も見せている。
玩具
変形玩具は映画公開開始前に発売。変形玩具の性質上左脚は義足ではなく車輪のままとなっており、本来の設定通りにスクーターに変形可能。ただし、胸部のデザインは劇中とは異なっている。右腕は劇中でも見せた太い腕や複合火器に付け替えることができる。
また、映画には登場しないオリジナルパーツとしてビークルモードやロボットモードで牽引可能なコンテナが付属。コンテナは簡易的な整備基地に変形し、余剰パーツを収納可能な工具箱や自在に可動するロボットアームが備えられている。ロボットモードでは背面に装備し、6連装の砲塔を展開した攻撃形態にもなる。