概要
スコロサウルスは、カンパニアン期~マーストヒチアン期に生息したアンキロサウルス科の恐竜である。化石はカナダにおいて産出している。
ホロタイプは1928年にロンドン自然史博物館所蔵の標本に基づいてフランツ・ノプシャにより記載された。しかし1971年のウォルター・クームズの研究以降、長年スコロサウルスはエウオプロケファルスのシノニムとされる見解が広く親しまれていた。
(なおクームズは正式な形では発表していない)
しかし2013年にポール・ペンカルスキとウィリアム・ブラウズが、首にあるハーフリングや皮骨、足の違いによりやはりスコロサウルスはエウオプロケファルスとよく似ていただけという見解が発表。現在ではこの説が広く受け入れられている。よって1971年以降エウオプロケファルスとして組み立てられた骨格の多くはスコロサウルスのホロタイプに基づいた可能性もあるという。