概要
音楽とシュールなコントを主体としたラジオ番組である…と、言っても正確にはラジオDJユニット・ラジオコントユニット・CM制作ユニットの総称である。
ラジオDJとして知られている小林克也が桑原茂一からファッションショーの楽曲関係で依頼されたのから始まり、その後エドウィンが聞きつけて店内BGMをラジオ番組風にしたいと申し出て番組のスタイルが生まれていった。
コントが有名なスネークマンショーであるが、そもそもは音楽の合間に小林がトークする純粋な音楽番組であった。
ちなみにスネークマンショーの由来はアメリカのラジオDJ・ウルフマン・ジャックが手がけた音楽とコントの番組「ウルフマン・ジャックショー」である。スネークマンとは小林が巳年生まれだった事による。
その後店内ラジオ番組としてやっていくには楽曲の著作権料がネックになり、ラジオ大阪で本格的にラジオ番組として始まった。
その後、伊武雅刀が加わりTBSラジオに移ってからはラジオの限界やタブーの限界に挑戦するコントが次々と生まれていった。
やがてトラブルもあってラジオ番組としてのスネークマンショーは終焉を迎えたが、YMOとコラボしてアルバムにスネークマンショーの活躍の場は移っていく。
だが、小林が伊武と桑原との方針の行き違いで脱退していつしか自然消滅した。
こんなスネークマンショーだったが、日本のお笑いにも影響を与えた伝説のラジオ番組となったのである。
コント(一部)
…などなど
なお、「咲坂と桃内の今夜はごちそうさま」と「たんつぼ小僧」はなるだけ食事しながら聴くのはやめておいた方が無難である。
余談
コントの「JET STRIP」はTOKYO FMの「JET STREAM」のOPナレーションを下ネタパロディにしたものであるが、このパロディで「欲情達也」を演じた伊武が後年JET STREAMの四代目パーソナリティを担当した。まさかのパロディから本家本元である。
スネークマンショーの事があってなのかは不明であるが、伊武本人は依頼が来た時は驚いたそうである。
アルバム「スネークマンショー海賊盤」は当初はカセットテープでの販売だったのだが、パッケージデザインがどう見てもコンドームの箱だった。ちなみに本当にコンドームを同梱する予定だったが、許可されるわけがなく急遽取扱説明書を抜いたとの事。しかし、中には何らかのミスで説明書が入ったままのものがあったらしい。ある意味プレミアものである。
ちなみに海賊盤のオープニングは「オレたちひょうきん族」のオープニングナレーションでパロディにされた。
バナナマンのコンビ名はスネークマンショーの影響で付いた。
FROGMANの由来もスネークマンショーの影響であり、「蛇(スネークマン)には敵わない」意味で「FROG(カエル)」になったのだという。