概要
MGS4 ACT.1-1の終盤で武器商人のドレビンから貰うことができるカスタムされたM4カービン。
ゲーム内では単に「M4A1」と表示されているが、一般的なM4小銃と区別するためこの記事ではWA社にガスブローバックエアソフトガン(非公式品)として商品化された際の名称を使用する。「スネークマッチM4」等の俗称も見られるが公式なものではない。
ドレビン曰く「大手のPMCに普及している高級品で官給品より精度が高い」とのことだが、PMCが持っているのは初期のトレイラー映像のみで、スネーク以外にこのM4を使っている兵士はいない。
また、能書きでは銃身が片持ちになったフリーフローティング式だと説明しているものの、レールシステム(RIS)つきハンドガードを採用した外見からすると、銃身根元のデルタリングとフロントサイト下のハンドガードキャップが両持ちで銃身を固定する構造であるため、ガンマニア方面のプレイヤーからは「誤りでは?」との声も。
MGS4の世界ではナノマシンのネットワークによって全ての軍用銃がID管理されているはずなのだが、このM4はドレビンがマネーロンダリングならぬガン・ロンダリング(銃器洗浄)した「裸の銃」であり、ほかの銃がきちんと刻印を打たれているのに対して、本体にもアタッチメントにも刻印の類が一切ついていない。
発砲を制限するIDロックも無効化されていたが、入手した直後はスネークが旧世代のナノマシンを使っていたことが原因でシステムの衝突が起き、撃つことができなかった。
後の展開から、本当にナノマシンが原因でロックがかかったのか怪しむプレイヤーもいる。
スネークは元米軍の兵士なのでM16を訓練で使用しているはずであり、以前にも軍用のM4カービンを使用したことがあるためか使用に手間取ることはなく、慣れた手つきでフレームロックピンをマガジンで押し出して機関部を分解し、撃てないような細工がなされていないかを確認していた。
MGS3に登場した1911カスタムスネークマッチが趣味性をうかがわせる執拗なカスタムを施されていたのに比べると、こちらのM4は既製品のパーツを使って組み上げられた一般的な範疇のカスタマイズとなっている。先代スネークとの趣味や性格の違いもあってか、手にしたスネークは特に驚くような様子もなかった。
実銃の商標問題が出始めたMGSSOでは銃がM4ではなくMGSVに登場したAM Type69に変更されている。
上記の通りWA社に商品化されており、刻印がない部分も再現されているが、アイアンサイトやフラッシュハイダーが異なるものに変更されている。これは新規部品を作るコストをと商標問題を回避する為だろう。