スパイラル・アライヴ
すぱいらるあらいぶ
『スパイラル~推理の絆~』(以下本編)の外伝漫画。
本編の前日譚であり鳴海清隆が警視庁に存在していた頃の物語。本編と同時期に『ガンガンWING』にて第一部が連載された。
連載が一時中断され、本編終了後に『月刊少年ガンガン』に掲載誌を変えて第二部が再連載された。
彼が受け持ったオルゴール連続殺人事件を軸に、ブレード・チルドレンの問題と、それに巻き込まれた者たちのドラマを描く。
内容は第一部では比較的明るめのラブコメ要素が入っていたが、第二部では本家同様のシリアスな推理アクションに変わる。
公称では第一部の主人公は関口伊万里で第二部の主人公は浅月香介。だが、両部を通して主人公と言えるのは、敵役の雨苗雪音と指摘される事もある。
純情一途で暴走気味の女子高生、関口伊万里は同級生の沢村史郎に恋をする。
だが純情過ぎる伊万里は沢村に中々告白出来ずに、やきもきする毎日。やっと決意をして告白までこぎつけようとした矢先、沢村は学校を自主退学してしまう。
後悔に懊悩する伊万里だったが、そんな彼女の前に現れたのは沢村の居場所を知るという雨苗雪音。彼女に沢村の居場所を教えられて告白へと吶喊する伊万里だったが、沢村から帰ってきた答えは、他ならぬ「雨苗とつきあっている」という衝撃的なものだった。
真っ白な灰になった後に雨苗に苦情を言おうとする伊万里だったが、なんと当の雨苗も学校を自主退学。それと同時期に巻き起こる連続殺人事件。その犯人は、よりにもよって雨苗雪音だという。
鳴海清隆を目指し、その背を追う者、沢村史郎。
沢村への想いに純情一途な暴走乙女、関口伊万里。
そして、鳴海清隆に挑戦状をたたきつけ『ブレード・チルドレン』の命題に挑む者、雨苗雪音。
この三者の渦中に、他ならぬ鳴海清隆の手によって送り込まれた「少年探偵」・浅月香介。
これは、彼らを軸に語られる『ブレード・チルドレン』の生み出した、ひとつの悲劇と、それを救わんと願う者たちの「あいとゆうき」の物語。
- 関口伊万里:第一部主人公
- 沢村史郎:鳴海清隆を目指す者
- 雨苗雪音:鳴海清隆に挑む者
- 土屋キリエ:ブレードチルドレンの研究者。のち鳴海清隆のエージェントになる。
- シェフィールド博士:ブレードチルドレン抹殺を主導する「ハンター」のひとり。
- シャーロット・雨苗:雨苗雪音の義妹とされるブレードチルドレン。殺戮の「スイッチ」が入って義両親を殺し、姉である雪音を瀕死に追いやったとされている。故人。
- 雨苗夫妻:ブレードチルドレンの研究者だった夫妻。雪音の両親。故人。
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