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結崎ひよの

ゆいざきひよの

結崎ひよのとは、原作:城平京、作画:水野英多の漫画 『スパイラル ~推理の絆~』のキャラクター。
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概要編集

CV:浅野真澄(アニメ版)川澄綾子(CDドラマ版)


鳴海歩と同じ月臣学園に通う高校2年生で、新聞部部長(ただし、本人は入部届けを出していない)。

見た目は、肩にかかったゆるゆるの大きなお下げ髪が特徴。作中で歩にパンツを見られたことがあるのだが、その時はバックプリントパンツを穿いていた。


一言でいえば活発なおてんば少女。天真爛漫で礼儀正しく、行動力・精神力もあり、また類稀なる情報収集・処理能力を持っているのだが、膨大に集めた情報の大半をカワイイお願い(脅迫)に使っていたりする腹黒い一面もあったりする。外見に似合わず敵にまわすと怖い女性。

その情報は文字通りピンからキリまで様々。(学校の好きな人の情報から非公開の内部機密文書まで)


扱いとしてはメインヒロインなのだが、作者(城平京)いわく本作のヒロインはまどかさんなので、作者からの扱いとしては公式上は「タダの情報役のクセに、いっつも気がつけばチョロチョロしてる鬱陶しい小娘」といった具合で「いっつも美味しいトコを持っていく」ために、いつも単行本の「あとがき」で作者を悩ませている。要はそれくらい「全てを持っていく」ポジションにいる。


一応、歩より1学年先輩であるのだが、何分見た目が歩と同級生か年下くらいにしか見えない上に、歩を「鳴海さん」とさん付けで呼ぶ事などから、歩から年長者扱いされていない(ちなみに歩から一度も名前を呼ばれたことがないどころか、名前を忘れられていたようだ)。

歩の事が好きのようだが、無視され続けている。

歩の可能性を誰よりも信じており、どのような絶望的な状況にあっても彼の力を最後まで信じ通した。


口癖は「企業秘密です」。


アニメ版における設定編集

※本作は原作の完結やクライマックスよりも前にアニメ化および放映終了したため、原作とアニメ版では設定が大きく異なります。


基本的には上述に準じているが、歩への信頼がより強調されて描かれる場面が増えている。また「普通の女子高生」らしく突拍子もなく変な歌を歌ったりする。ちなみに、この「変な歌」こと「トゥインクル・マイハート」だがキャラソンとしてCDに収録された。


そのためか鳴海まどかに「変な歌の子」と言われたりする一幕もある。




※以下、かなり衝撃的なネタバレ


























原作での本当の設定(ネタバレ)編集

結崎ひよのは実在しない―――


その正体は、他ならぬ鳴海清隆の手駒となるエージェントの一人であり、その行動は「結崎ひよのを演じている彼女」が歩の信頼を得るために「清隆の指示」で演じたものに過ぎない。彼女は清隆の目的のため、歩の精神的支柱となるために送り込まれ、そして最後の最後で清隆がそれを叩き折るために送られた仮初めの人物である。


「彼女」の本名、実年齢、職業などの素性は一切明かされていないが、その恐るべき情報収集能力や時折見せたポテンシャルは本来の職業に起因する可能性がある。


最後の最後で「彼女」は予定通り、歩から「信頼の証」として渡されたイヤリングを清隆に渡し、街を離れる列車の橋梁の上から自らの生徒手帳を破り去り「結崎ひよの」を「殺した」事でその役割を終えた。


しかし。


「彼女」の「真実」編集

…ちょっと腹を立てているだけです

神様気取りでみなさんを踊らせている人に


だから無関係で面白半分の私が

そのシナリオを曲げてやろうと思いまして


おそらく歩は彼女の言葉の端々や、清隆の行動パターンから、その事を看破していた。

清隆自身も歩の行動パターンを読んで、ひよのを操っていたワケだが、歩は「兄貴は常に確実なところに手を打つ」という論理で、それを読み切る。

清隆いわく「頭がそれを示しても、心がそれを否定するように」ひよのの行動を指示していたはずだが、それは成らなかった。

歩がひよのの名前を呼ばず、いつでも「あんた」呼びであったのは、そのためである。(本名を知らないから「あんた」と呼ぶしかなかったのである)


清隆は何を読み違えたのか。それは読者諸氏の作品の読み取りに委ねられているがゆえに、それを論じるのは野暮というものでもある。


ただ―――歩はひよのを演じた「彼女」によって「信頼を超えた場所」に立つことが出来たことは、たったひとつの事実である。


また、頭出しの発言からわかる通り、「神」と名声を浴びる清隆を否定しており、最終回では「あなたなんか大っ嫌いです」と言い放ち、清隆からは「ありがとう」と感謝された

ある意味では「あんた」であった「彼女」も、小説版に登場した小日向くるみや柚森の大ババ様、あるいは『アライヴ』の斉木刑事のように「本質を知る者」であったのかもしれない。(彼らもまた清隆に対して同様の意見を叩き付けている)。


「『結崎ひよの』が架空の存在」という設定は作者が早い段階で決めており、真実が明かされる以前にその展開を看破した読者から「それだけはやめてくれ」という意見も上がったが、「ひよのの存在とそれによりもたらされる無条件の愛情と信頼を確たる基盤とした形での歩の勝利は、ただの打算と甘えの構図に過ぎず、すぐにひっくり返されるもの。それは本当の勝利ではない」という事で元のプロットを貫徹したと最終巻のあとがきで語っている。



スパイラル・アライヴ編集

前日譚『スパイラル・アライヴ』では「結崎ひよの」としてではなく「謎の美少女占い師」として登場。


その言動によってファンからは「~推理の絆~での行動や言動は、清隆からの指示による演技なんかじゃなく、間違いなく素の行動だろ」と言わしめている。


まぁ、よほどの演者でなければ、自身と開きのあるキャラクターなんか演じれるワケがないし、逆に演じることによって「キャラクター」と「自分」が近似値の存在に近づいていく、とう例も無い事は無い。


ちなみに最後の方で高校の参考書を選ぶ場面があるが、この時の発言からスパイラル・アライヴの時点で卒業している、つまり~推理の絆~での彼女は少なくとも20歳以上の可能性が高い。そんな年齢で歩より年下(つまり中学生くらい)に見えるなんて、かなりの童顔、いやもしかすると


関連タグ編集

スパイラル スパイラル~推理の絆~ スパイラル・アライヴ

鳴海清隆 鳴海歩 竹内理緒

歩ひよ:カップリングタグ


それが声優!浅野真澄の漫画作品。同作に登場する劇中劇に登場する「ユマ」のモチーフキャラとされている。(性格やキャラクター造形ではなく『それが声優』にて同作キャラクター間に置かれている「立場」のモチーフ)

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