概要
ゲームセンター「クラウン」内に置いてある筐体型ゲーム。
元々は戦士として覚醒間も無い美奈子の物覚えの悪さと、放課後「クラウン」で入り浸っている彼女に不安を募らせたアルテミスが、上司のボスと共謀し、筐体を製作、ゲーセンに本物の業者のタグを付け、配置させた経緯がある。よってこの世に只一台しか存在しない。
ゲーム自体は『セーラーV』を主役にした横スクロール型アクションゲームで、落ちているアイテムを駆使してエリアボスのいる部屋まで到達し倒す事を前提として機能しているが、実際のところセーラー戦士育成用シミュレーションプログラムとしての側面を持つ。この理由から現代でセーラー戦士として覚醒したばかりの姫上がりの戦士『セーラームーン』を0から鍛える目的もある。
また、様々な「侵入者」と相対可能な様に真のエンディングが存在せず、リセマすらも存在しないエンドレスゲームでもある。ゲームを高得点で叩き出した場合はオマケを落とす仕様になっており、亜美が1位を獲得した時はペアの時計を排出している(後にルナの手で通信機に改造)。
何よりも重要なのは、この筐体の下には何時の間にか『太陽系を守護するセーラー戦士』達の指令室へと繋がる階段へと通じている事にある。「侵入者」が立ち入る行為を検知し、厳重なプロテクトを施されてもおり、映像媒体を差し込み分析する機能も持つ。その事実を知るのは太陽系のセーラー戦士達以外はタキシード仮面と(原作やCrystalでは)「クラウン」で働く古幡兄妹くらいである。