概要
2007年、日本一ソフトウェアから発売されたPS2用のシミュレーションRPG。
キャラクターデザインはtoi8。ゲストイラストレーターとして『魔界戦記ディスガイアシリーズ』でおなじみの原田たけひとが参加している。
キャッチコピーは「開始10分でボスに戦いが挑める」。
最大9人からなる部隊を1つの単位として、複数の部隊からなる自軍を操作をする。『魔界戦記ディスガイアシリーズ』より育成要素はライトな作りになっている。その分、エンディングが10種類以上用意されていたり、メインストーリーと遜色ないレベルの裏ルートが2周目以降にプレイできるようになっていたりと、ストーリーや世界観に力が注がれている。
裏ルートは表ルートとのギャップが非常に大きい。
2021年8月26日、Nintendo Switchのダウンローソフトとして配信される。
ストーリー
かつて世界は、突如現われた一つの「影」と三つの巨人により崩壊の危機に見舞われた。
長い戦いの末に、世界統一を成し遂げた覇王メディアンの娘である灼連の術師レナが「影」を滅ぼしたが、影と共に現れた巨人「世界を喰らう者」は主を失っても存在し続けていた。
それから200年後のタマイト暦800年。
レナが治める荒野の隠れ里に住む17歳の主人公とその幼馴染であるダネットは、ある日育ての親であるレナに呼ばれ、里の守部として武器を授かることになる。主人公は漆黒の長剣を授かるが、手にしたとたんその長剣は黒い力を放ち喋りだす。
その剣はかつて滅ぼされた「影」の魂を封印したもので、「影」は主人公と融合し、気絶した主人公の意識の中に現われて自らをギグと名乗り、主人公の肉体を奪おうと契約を持ちかける。
それは主人公が望めばギグはさらなる力を主人公に貸すが、力を貸せば貸すほど肉体の支配権はギグに移っていくという取引だった。
当然拒否する主人公だったが、ギグは意味深な笑いを浮かべ「待っている」と告げる。
主要キャラクター
男女選択、名前変更可能。デフォルト名は「リベア」。
「世界を喰らう者」を倒すため、「ギグ」と融合を果たす。
口数は少ないが、基本的に優しく大らかな性格。
かつて3体の「世界を喰らう者」を従え、世界を崩壊に追いやった男。
主人公のことを「相棒」と呼ぶ。
セプー族の少女。主人公の幼なじみ。
純真かつまっすぐな性格。人の名前を覚えるのが苦手。
200年前に、灼連の術師の二つ名で名を馳せた最強の術師。
3体の「世界を喰らう者」の活動の兆しを感じ取り、主人公とダネットを討伐の旅へと送り出す。
「世界を喰らう者」のうちの1体。その中では唯一の女性型。