タンムズ
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たんむず
メソポタミア神話のイシュタル、シュメール神話のイナンナの配偶者。※メイン画像は悪魔モチーフのキャラクター
タンムーズやタムズとも呼ばれるメソポタミア神話(アッカド)の女神イシュタル、またはシュメール神話のイナンナの配偶者とされる神で、シュメールの牧羊神ドゥムジを起源としているといわれる。
妻とは非常に仲睦まじかったが、猪の牙によって命を失ってエレシュキガルの支配する冥界に赴くことになり、それをイシュタル/イナンナが救出する「冥界下り」の神話が有名である。
バビロニアでは暦でタンムズの月というものが制定されており、彼は太陽神でもあり植物の実りを象徴していることから、冥界に赴いている間は冬になり、救出されると春になるとされた。
ただし、ドゥムジ=タンムーズが太陽神の性質を持つことは確かだが、別にウトゥなど、正統(公式)な太陽神がいるので、ドゥムジ=タンムーズが太陽神であることは、神話上は強調されない(=隠されている)。
イナンナの夫であるドゥムジは、同じく太陽神である義兄の、金星神イナンナの兄の太陽神ウトゥと仲が良く、イナンナの花婿選びの際に自分を推してもらったり(イナンナはもう一人の花婿候補であるイケメンのエンキムドゥの方を気に入っていた)、怒ったイナンナから逃げている時に助けてもらったりしている。
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