概要
『シルバー仮面』第一話に登場した宇宙人。
ネコ科の哺乳類を思わせる顔が特徴だが、手には指が無く、体毛があるようにも見えない。
指の無い手や、体表面の質感どこと無く海洋生物のようにも見える。
このようなことから、脊椎動物なのだろうが、地球のそれとはまるで違う進化を辿ったと考えられる。
背中にあるコブのようなものも、どこか奇形的だ。
ストーリー上では、光子エンジン開発者・春日博士を殺害し、殺害後は火を放って邸宅を焼き払った。
さらに、博士の息子達から光子ロケットの設計図を奪おうとする。
能力等
人間に化ける能力の他、手の先からは光弾のようなものを放って攻撃する能力も備える。
余談
- あんまり目立った能力のない宇宙人ではあるが、暗闇の中で目をギラリと光らせる演出は実にカッコいい。
- シルバー仮面の攻撃で体が燃え上がりのた打ち回るシーンがあるのだが、実はスーツの中に火薬が入り込んでしまったための火災で、演技ではなく本当に熱くてのた打ち回っていたという噂がある(殺陣師の高倉英二氏によると事実であるという)。
- 最期はシルバー仮面によって倒され燃え上がってしまったが、撮影順が後の喫茶店のシーンでは着ぐるみが焼け焦げているのが確認でき、登場シーン全般はアップを多用したものになっている。
- プロローグの襲撃シーン(7分もある)では、画面が真っ暗で一体何が起こっているのかがわからず(上記の着ぐるみの焼失のためだといわれる)、リアルタイムで見た視聴者の語り草になっている。なお監督の実相寺昭雄氏が映像への拘りから、放映日にTBSの調整室に出向いて明るさを調節させなかったといわれるが、逆に調節を指示したという証言もある。
- リメイク作である『ブレイブストーム』では、キルギス星人に培養槽で生産され使役される生体兵器としてアレンジされた。