概要
マスコットはチー坊、その家族、チーパパ、チーママ、チーネェ。
歴史
1886年6月1日、野村保氏によって「広島合資ミルク会社」として設立。
1917年、ヨーグルトを発売した。日本で初めてであった。
1930年、「株式会社チチヤス」とした。「チチヤス」の名称は2代目野村清次郎氏が父の名前「保」をヤスと読み、それに父、乳のチチを合わせた物。
1959年、乳業事業を「チチヤス乳業株式会社」として分離。
1964年、遊園地「チチヤスハイパーク」を開業。敷地内に工場を構えていたが、後にその工場と牧場以外の施設を地元の新聞社である中国新聞社に売却した。
2002年に株式会社チチヤスとチチヤス乳業株式会社が合併、2005年、ジェイ・ビー・ケイが乳業事業を継承、株式会社はサンタ実業株式会社に改称、サンタ実業は2006年9月21日横浜地裁川崎支部により特別清算。
ジェイ・ビー・ケイがチチヤス株式会社に改称し、2011年より伊藤園が全株式を取得し完全子会社化。
ネタ
- どこぞのバイオレンス・アクションドラマの広島遠征編では、当時運営していたチチヤスハイパークが登場しているが、容疑者の乗った4輪駆動車がそこに逃げ込んで暴走するという、何とも物騒なシチュエーションで使われたのだった。また、先遣隊として乗り込んだ刑事が、ここのヨーグルトを食べる描写がある。
- 日清戦争の際、大本営が広島に移されたが、この時明治天皇に牛乳を献上した。以来、皇族が広島を訪れる時はここの牛乳を愛飲される。