概要
現世から隔離された幽玄の地に住まう伝説の魔法使いの一人。
見た目はおっとりとした好青年で、性格も自然と動物を愛する穏やかで優しい人物である。一方で、時には敵にも味方にも厳しい態度をとるが、味方にはあくまで今後の無事や行く末を案じた優しさなどの含めたうえで、厳しい発言をしている。
趣味は旅行とスケッチ。ただし、絵の腕前の方はいわゆる画伯。もっとも、設計図の腕前は当たり外れが大きい。
他の二人と肉体を共有しており、肉体や生命力が一般的な『死』のレベルに達すると肉体と精神が存在変換を引き起こし、他の二人と入れ替わる。
博覧強記を地で行く人並み外れた記憶力の持ち主で、これを極限まで高めた洞察・思考力『仙里算総眼図(センリサンソウガンズ)』という能力を会得している。これを使って思考している際には、右手人差し指でこめかみ辺りを小突くよう仕草をする。
使用魔法は『ホワイトホワイトフレア(WWF)』という、おそらく漫画史上類を見ない炎の回復魔法。(一応、火傷専門の治療魔法の使い手や、火に関する状態異常回復呪文の使い手はいるにはいるが、どちらも回復に特出していない。)
白色の炎を自身もしくは生物の肉体に植え付け、その炎によって生命力を活性化させることができる。この作用によって肉体強化魔法としての側面も持ち、使用した対象の身体能力を強化することができる。また、ティトォ自身が発動を解除しない限り、この効果は持続する。
変換を解いて元の炎に戻すことで、魔法を植え付けた対象を内側から燃やすことも可能。
荒業として、他の回復呪文にこの呪文を敢えて上書きし、相手の回復呪文の精度を落とすといったものもある。(狙って何度もできることかは不明だが、実行した相手は、制御・昇華の難しい五本指であったためか、有効に働いた。)
T.A.Pの三人の中で、最初に女神の三十指との戦いに巻き込まれた人物であり、以後、パーティのリーダー的存在として女神との戦いに臨んでいくこととなる。