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ティマ

てぃま

ティマは手塚治虫原作の漫画『メトロポリス』の劇場版に登場するキャラクターである。
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「ワタシハ…ダレ…」


概要編集

CV:井元由香

劇場版『メトロポリス』のキーキャラクター。原作の「ミッチイ」に相当する。


12歳前後の美少女な姿を持ち。両サイド側が広がったショートボブの金髪をしていて、瞳の色は緑色。名前と容姿はレッド公の死んだ娘がモデルとなっている。

劇中では主に、ケンイチから渡された緑の市松模様ジャケットを着ている。


天から光が降り注ぐ中、金色に輝く髪を風になびかせながら空を見上げることが多く、その姿は周りの人々が「天使」と称し注目するほど美しい。作中では白い鳥を連れている描写も多い。


そのの正体は人とロボットの共存都市「メトロポリス」の影の支配者であるレッド公が、科学者のロートン博士に作らせた人造人間

世界の支配を画策するレッド公の切り札となる存在で、高層ビル「ジグラット」にある「オモテニウム発生装置」と呼ばれるロボットたちに誤作動を及ぼす兵器を起動させるために作られた。

その真価は世界を滅ぼすほどの危険なもので、ジグラット最上部にある「超人の間」に座ることでその機能を発揮できる。


メトロポリスのティマ

終盤における故障時には、右半身がオイルのようなもので黒く染まり、メカニックな部分が顕著に現れるようになる。正確には人造的な皮膚が剥がれて人造人間としての内部が露見したのかもしれない。


経緯編集

ロートン博士の地下研究室で作られたが、何者かの襲撃を受けて研究室は火事になってしまう。

時同じくして、国際手配されていたロートン博士を追って私立探偵のヒゲオヤジとケンイチが研究室に辿り着いた。火事になった研究室の中、逃げ遅れたかのように佇んでいたところを、救助に向かったケンイチによって連れ出される。


データが何も挿入されていなかったのか、生まれたばかりの赤子のように知識も記憶もなく、自らの名前も覚えていない上、人造人間である自覚もなかった。

そして初めて出会ったケンイチから色々なことを教わり、徐々に人間らしい個性を持つようになる。


だがレッド公の養子であるロックはティマのことを快く思っておらず、それ故に彼女の破壊を目論み、ケンイチとティマは共に危機にさらされてしまう。


後にティマはアトラスが率いる人間たちのクーデターにより無害なロボットたちが惨殺される場面を目撃してしまい、人間の身勝手さと罪もないロボット達の命が失われることを嘆いた。

このためか、自身がケンイチとは違う存在であり、かつ自分も人間に荒らされる機械であることに否定的な感情を持つようになる。


そして諸共に捕まり、「超人の間」に接続されて力を発揮し始めるが、レッド公の予想を外れてその電子頭脳は暴走し出し、街を大パニックに陥れる。

何とかケンイチの手でシステムから引き剥がされるが、記憶も人格も消し飛び、ただの狂ったマシンになってしまった彼女は…。


関連項目編集

手塚治虫 メトロポリス 人造人間 アンドロイド

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