概要
通称「テトラン2」。『沙羅曼蛇2』4面(艦隊ステージ)のボスで、巨大な戦艦から放出される。
グラディウスシリーズではお馴染みのテトランを進化させたようなボスだが、本体とアームが別々になっており、本体の周りを回る2つのカバーユニットに2本ずつアームが付いている。また、全体的に丸みを帯びたデザインで、従来のテトランとは少し印象が違う。
カバーユニットでコアへの攻撃を防ぐため、オプションが無いと中々攻撃が当たらず長期戦を強いられるだろう。更に、戦闘中に画面外から雑魚敵が飛来して弾を撃ってくるため、その雑魚敵にやられるケースも多く、かなり倒しづらい強敵へと進化した。
因みにSS/PS移植版である『沙羅曼蛇 DELUXE PACK PLUS』内のオープニングムービーでは、遮蔽板の無い側面部をビックバイパーのオプションシュートによって撃破されているが、無論ゲーム中では不可能な芸当である。
ゲーム中では分かりにくいが、ステージ終盤で下から接近してきた輸送艦が画面上部の戦艦と半ば強引に連結し、テニーロップが格納されたコンテナを上の戦艦に送る演出がある。
今は無き『ゲーメスト』の記事によれば、このコンテナ搬送時に外で起こっている戦闘を目の当たりにしたため興奮状態となり、戦艦から抜け出してビックバイパーに戦いを挑んでくるとあり、外見は機械的でありながら挙動や思考はどこか生物的である事が窺える。
余談ではあるが、機械・生物を問わず多種多様な兵器を保有する「ドゥーム」の軍勢は、その大半が自ら侵略した星系から取り込んだ鹵獲兵器で占められており、これらの艦隊やテニーロップを建造していた文明の存在が示唆されているが、これらの兵器にはそういった痕跡が一切残されていないため詳細は不明となっている。