CV:真木駿一
概要
リ・エスティーゼ王国の裏社会を牛耳る犯罪組織・『八本指』の警備部門、その中でもアダマンタイト級冒険者に匹敵する実力者揃いと謳われる、『六腕』の一角。
“不死王”の異名を持つ。
人物像
元は、自然発生した死者の大魔法使い(エルダーリッチ)。
生者を憎む一般的なアンデッドとは違い、憎しみを抑え、生者と関わるだけの高い知性を有している。
自身の目的であるより多くの魔法の修得のために、短絡的な生者の殺戮に走らず、魔法を教授してくれた者へ金銭の支払いを対価とするという、効率的な方法を選んだ(詳細は後述)。
容姿
真紅の糸で縫い上げた裾以外は黒く染められた、フード付きのローブを身に纏っている。
フードを深く被っているため顔は窺い知れないが、漂う気配は死のそれを感じさせる。
声は暗く、背筋が凍り付きそうな或いは墓穴から話しかけられた様な、虚ろな響きをしている。
戦闘力
エルダーリッチとして一般的な人間の魔法詠唱者よりも優れた魔力やMP量を有し、「《火球(ファイヤーボール)》の連射が可能」といった種族特性も備える。
デイバーノックの場合、エルダーリッチとして元より使える魔法以外にも、鍛錬や学習で新たな魔法を多数習得している他、収集したマジックアイテムで身を固めており、一般的なエルダーリッチを大きく凌ぐ戦闘力を獲得している。
作中の動向
当初は、街道を征く人間を殺害し金銭を得ていたが、自身を掃討するために現れた冒険者に敗走した。
それ以降は正体を隠して傭兵団に所属したが、上述のエルダーリッチとしての特性から正体を見破られたため、そこも逃亡した。
その後出会ったゼロから提示された、「自分の下で力を振るう代わりに、魔法技術を教授してくれる人物の紹介及び適度な報酬の支払いをする」という条件を呑み、六腕の一員となった。
ゼロの意向を受け、娼館を襲撃した犯人を見せしめに抹殺するべく、攫ったツアレを餌に六腕の三人と共に犯人であるセバスを待ち受ける。
しかしアインズだけに相応しい“不死王”という二つ名を、デイバーノックの様な下等アンデッドが名乗っている事が我慢ならなかったセバスによって、真っ先に頭部を吹き飛ばされ呆気なく死亡した。