CV:西凜太朗
概要
リ・エスティーゼ王国の裏社会を牛耳る犯罪組織・『八本指』の警備部門長にして、その中でもアダマンタイト級冒険者に匹敵する実力者揃いと謳われる、『六腕』のリーダー。“闘鬼”の異名を持つ。
人物像
裏社会の最高戦力として自らを最強と自負し、いつの日かガゼフを倒して、王国最強となる野望を持つ。
その一方で己の強さに慢心する事なく、状況や敵の情報を見極める冷静さも併せ持っている。
依頼主(コッコドール)に対して依頼に失敗した謝罪を考えたり、サキュロントの解放を伯爵に頼むために好みのものを用意しようとするなどの気遣いも出来る。
強者へは一定の敬意を持つ事もあるが、自分や六腕の強さを侮られる事を非常に嫌い、敵はもちろん場合によっては味方でも制裁の対象となる。
容姿
獣を象った入れ墨を腕や顔の半分にまで彫り込んだ(恐らく全身にある)、スキンヘッドの男。
冷たい眼光は戦士のそれで、服の上からでも筋肉の隆起が分かるほど鍛え上げられた肉体をしている。
強さ
ブレインの剣戟と互角に渡り合える程の、鍛え抜かれた肉体を持つ。
拳の一撃は壁に柔らかな粘土でも削った様な跡を残し、正拳突きで衝撃波を発生させる事が出来るため、離れた相手を攻撃する事が出来る。
素の状態でも十分強いのだが、それに加えて動物の霊魂を憑依させて身体能力を底上げする、『シャーマニック・アデプト』という能力を使える。
作中では、『足の豹(パンサー)』『背中の隼(ファルコン)』『腕の犀(ライノセラス)』『胸の野牛(バッファロー)』『頭の獅子(ライオン)』を披露した。
作中の動向
王都で開かれる定例会で登場。以降は暫く出番は無かったが、コッコドールの護衛に貸し出したサキュロントが捕縛されると、癒着している伯爵に依頼し釈放させた。
その後、娼館を襲撃した犯人を見せしめに抹殺するべく、攫ったツアレを餌とし誘い出す。
八本指の拠点でブレインと交戦している最中、犯人であるセバスと対峙する。
自身でさえ制御の難しい最高の切り札である、上述のスキルやマジックアイテムで強化した正拳突きを放つが全く通用せず、セバスの踵落としで頭部を砕かれ死亡した。