概要
ティラノサウルスやトリケラトプスと同じく白亜紀末期(約6600万年前)の北アメリカに生息したノドサウルス類の鎧竜。
もともとはエドモントニア・シュレスマニというエドモントニアの1種として扱われていたが、1988年にロバート・バッカーによって別属と主張され命名された。
1990年に装盾類の権威であるケネス・カーペンターによってやはりエドモントニアと同属(シノニム)とされたが、2015年にはマイケル・バーンズによりやはり別属として見るのが妥当とする研究結果も出されたことから、現在ではデンヴァーサウルスは独立した属と見做されている。
なおバーンズ氏が主張した独自の特徴として、凸型の嘴、目の上に溝のようなものがある点はどちらかと言えばパノプロサウルスに類似するが、エドモントニアに似る特徴も持ち合わせる、などである。
なお、その属名からコロラド州で見つかったように思えるが、化石が見つかっているのはサウスダコタ州とワイオミング州で、コロラド州からはまだ発見されていない。
属名の由来は厳密にはコロラド州の州都デンバーではなく、命名者であるバッカー氏が当時勤務していたデンバー自然史博物館からである。
関連タグ
- スコロサウルス かつてシノニム扱いされたものの復活した鎧竜の学名。