トゥパンダクティルス
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とぅぱんだくてぃるす
白亜紀前期のブラジルに棲息していた翼竜の一種。
翼指竜亜目(プテロダクティルス亜目)タペジャラ科に分類される。
名称(学名)の由来は「トゥパン(トゥピ族の雷神)の指」から。
翼の差し渡しが3mにも及ぶ中型の翼竜。
頭の上と後ろに細く伸びた骨の間にヨットの帆のような軟組織性の膜が張っていたと考えられている。ただ、その大きな鶏冠の役目は不明である。
食性に関しては、はっきりしていないが、他の翼竜と同様に魚食性だったと考えられる一方で、これまで発見されていなかった果実食性の翼竜ではないかという仮説もある。
これは、その嘴が果実食性の鳥類とよく似ていること、魚を捕っていたにしては口吻が短く巨大な鶏冠が邪魔になっていたであろうこと、少し小型の近縁種に関してはその身体のサイズが現生の果実食性オオコウモリ類とほぼ同じであること、等が根拠となっている。
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