概要
CV:石橋美佳
『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』第16話にて登場。
全米チャンピオンのキース・ハワードがペガサスとデュエルした際、ペガサスはマインドスキャンを使いキースの手の内を読む。
そして、観客席からこの少年トムを呼び出し自分の代わりにデュエルさせ、先ほど読み取ったキースの手の内をメモにして渡しキースに勝利させた。
勝利後、ペガサスが言った台詞「トムの勝ちデース」は瞬く間に名言となり、キースは「トムに負けた人」と呼ばれるようになってしまう。
おまけにペガサスはこのシーンを「初心者でも全米チャンプに勝てるゲーム」というCMに利用する。
この事でキースの面目は丸潰れになり、(『遊戯王』では珍しくないことだが)大勢から手のひら返しのバッシングを受け、表舞台から姿を消し、以降クスリや自暴自棄のギャンブル(ロシアンルーレット等)漬けになり、転落し続けることとなる。キースはよほどトラウマになったのか、第26話で海馬がペガサスとデュエルをする際、マインドスキャン対策としてデュエルディスクを使おうとしたが、ペガサスは魂の抜け殻状態の弟のモクバを使ってトムと同様メモを渡して海馬とデュエルをさせようと脅しをかけた時は、ペガサスに「あの野郎」と怒りをあらわにしていた。
ちなみに、トム自身はペガサスからカードを1セット(今で言うスターターパック)を貰えた上に、ペガサスに利用されたとはいえ全米チャンプに勝つという大金星を挙げてCMの主役になったりと、とんでもない棚ぼたである。
このようにモブキャラでたった一話の登場であるが人気は高く、なんと
彼の少ない素材を生かしたMADがニコニコ動画に沢山ある。
製作者は通称「トムの人」と呼ばれている。一度、みなさんもご覧になられた方が良いと思います。
また、キースの蔑称「トムに負けた人」は人によっては嫌っているので使いどころに注意しよう。
なお、この時のやりとりで使用された「飛行エレファント」は、「一ターンに一度相手の効果では破壊されず、この耐性を発動した次の自分のターンにダイレクトアタックに成功するとデュエルに勝利できる」効果を持つ特殊勝利モンスターとしてOCG化されている。
関連イラスト
関連タグ
トムに負けた人 ペガサス・J・クロフォード トムの勝ちデース
飛行エレファント:トムが使用したモンスターカード、まさかのOCG化
中国語の部屋:高度な思考を行っているように見えるが中ではメモに従って対応しているだけという状況を考える思考実験。