概要
1954年にカナダ初の地下鉄として開業し、全4路線が存在する。2021年現在も新規路線の開業及び既存路線の延伸工事中である。
路線一覧
| 番号 | 種類 | 路線名 | 開業年 | 距離 | 駅数 | 区間 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1号線 | 地下鉄 | ヤング・ユニーヴァーシティ線 | 1954年 | 38.8km | 38 | Vaughan Metro Center ↔ Finch |
| 2号線 | 地下鉄 | ブロア・ダンフォース線 | 1966年 | 26.2km | 31 | Kipling ↔ Kennedy |
| 3号線 | ライトメトロ | スカボロー線 | 1985年 | 6.4km | 6 | McCowan ↔ Kennedy |
| 4号線 | 地下鉄 | シェハード線 | 2002年 | 5,.5km | 5 | Sheppard-Yonge ↔ Don Mills |
| 5号線 | LRT | エドモントン線 | 2022年(予定) | 19km | 25 | Mount Dennis ↔ Kennedy |
| 6号線 | LRT | フィンチ・ウェスト線 | 2023年(予定) | 11km | 18 | Humber College ↔ Finch West |
1号線:ヤング・ユニヴァーシティ線
1954年にカナダ初の地下鉄として開業。ラインカラーは黄色。
軌道幅は1495mm。電化方式は直流600V。
2017年12月17日に延伸開業した。U字型の路線を描く。
2号線:ブロア・ダンフォース線
1966年に開業。ラインカラーは緑。
軌道幅は1495mm。電化方式は直流600V。
トロントを東西に跨る地下鉄。最近ではスカボロー線を置き換える形でスカボローまでの延伸を予定してる。
3号線:スカボロー線
1985年に開業。ラインカラーは青。
軌道幅は1435mm。電化方式は直流600V。
2号線の現在の終着駅ケネディー(Kennedy)駅からマックワン(Mcwan)駅を結ぶ路線。
地下区間もなく、大半は高架であり、規格も1号線と2号線と異なるためにライトメトロと分類される。ブロア・ダンフォース線の延伸工事のため、当初は2023年11月廃止予定であったが、同年7月に発生した事故以降運休し、そのまま翌8月付けで前倒しで廃止された。
4号線:シェハード線
2002年に開業。ラインカラーは紫。
軌道幅は1495mm。電化方式は直流600V。
トロント中心部を走らずに郊外のノースヨークを走る路線。
5号線:エドモントン線
2022年に開業予定。ラインカラーはオレンジ。
軌道幅は1435mm。電化方式は直流750V。
一部地下区間があるLRT路線となる予定。第二期工事として、マウント・デニス駅からトロント・ピアソン国際空港まで建設が進められる予定である。
6号線:フィンチ・ウェスト線
2023年に開業予定。ラインカラーはシルバー。
軌道幅は1435mm。電化方式は直流750V。
フィントウェスト駅からハンバー大学までを結ぶ路線となる予定である。
車両
現在の車両
- トロントロケット(Toronto Rocket)
営業開始年:2011年～
製造年:2009年～2015年
使用路線:ヤング・ユニヴァーシティ線(6両編成）・シェハード線(4両編成）
制御装置:ボンバルディア製IGBT素子VVVFインバータ制御
トロント地下鉄で5番目に導入された車両。製造はボンバルディアトランスポーテション。
古くなったH4・H5系電車を置き換えるために登場し、76本の6両編成・4本の4両編成が導入された。北米で初めて全開の貫通路を採用している。
- T1系（Tシリーズ）
営業開始年:1995年～
製造年:1995年～2001年
使用路線:ブロア・ダンフォース線(6両編成)
制御装置:AEG製GTO素子VVVFインバータ制御
トロント地下鉄で4番目に導入された車両。製造はボンバルディアトランスポーテション。
古くなったM1、H1、H2系電車を置き換えるために登場し、全372両が製造された。かつてはヤング・ユニヴァーシティ線やシェハード線でも運用されていたがトロントロケットの導入より、ブロア・ダンフォース線へ転属している。2両は廃車されたがそれ以外は、少なくとも2026年まで運用される予定である。
- Sシリーズ
営業開始年:1985年～
製造年:1983年～1986年
使用路線:スカポロー線
制御装置:UTDC製GTO素子VVVFインバータ制御
スカポロー線に導入された車両。製造はUTDD。
全28両が製造された。全自動無人運転に対応しており、Hシリーズの廃車後はトロント地下鉄の中で一番古い車両となっている。2015年にはリニューアル工事が施行されたが、2号線の延伸によって引退する予定である。
過去の車両
Hシリーズ(1965年～2014年）
- H1
- H2/H3
- H4
- H5
Mシリーズ(1961年～1999年）
- M1
Gシリーズ(1953年～1990年）
- G1
- G2
- G3
- G4
