概要
レンスターの伯爵でセルフィナの父。13年前、リーフ王子達と共にレンスターから落ち延びたが、10年前にアルスターでリーフを逃がす際、負傷し右腕を失う。その後は祖国再興の理想を胸に、ハンニバル将軍の保護下で若き騎士達を育てていた。リーフと再会を果たし、現実主義者のアウグストとは度々対立しながらも、共に軍師として解放軍を支える。
レンスター城奪還の悲願を叶えた後、アルスターの市民たちが無謀な反乱を起こしてグランベル帝国に追い詰められているという報せを受ける。ドリアスもアウグストも帝国と正面切って戦うのは今の時点では無理だと判断しており、兵士たちも疲弊しきっているためその要請には応じないつもりだったが、かつて幼い自分を匿ってくれたアルスターへの恩義を抱くリーフは自分ひとりでも行くと断固として聞かなかった。
ドリアスはこの時点で死ぬ覚悟を決め、リーフの望みを聞き入れる形で先発隊を率いて出陣。その際に自分が先陣を務めると言ったアウグストに今までの礼を述べ、リーフを託した。
そして帝国軍の圧倒的な兵力の前に敗れ、兵を逃がすために自ら剣を取り、戦死した。