概要
『遊戯王GX』にて丸藤翔が使用するカテゴリー・"ビークロイド"のうちの1体で、大きなドリル状の鼻などが特徴のモグラといった印象のモンスター。
無数のドリルを備えた怪人のほうでも、フリーダムすぎな敵役のほうでもない。
カードテキスト
このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、
ダメージ計算前にそのモンスターを破壊する。
解説
守備表示のモンスターを攻撃した際、守備力の大小に関係なく、ダメージ計算前に破壊する効果を持つモンスターで、「ステルス・ユニオン」・「ジャンボドリル」などの融合素材でもある。
単体での性能は、同じ地属性と攻撃力のモンスターで、戦闘を介した破壊効果を持つ「ブルブレーダー」に遅れをとり気味だが、こちらは「機甲部隊の最前線」などでアフターケアを行えるといった個性もある。また、かつては「魂を削る死霊」などの戦闘破壊に対する耐性を持つカードへの対策として、活用されたこともあった。
しかし、このカードが登場してから5年以上の間、ビークロイドのサポートカードや、上記のモンスターの融合素材である点を活かせるカードがなかなか増加しなかったことや、効果破壊やバウンスなどによる除去で戦闘破壊耐性持ちをどかせるモンスターが多くなったことが響いて、採用率が減少。
しばらくは大きなデメリットこそないが、かといって環境の変化に対応できるほどの性能があるわけでも、相性のいいサポートカードが多いわけでもないカードとして埋もれ気味になっていたが、2014年に融合素材となるカードをサーチする効果を持つ罠「融合準備」が登場。
環境上位に食い込むほど地力が向上したわけではないが、このカードをある程度確保しやすくなった。
その後、しばらく間をあけてから、ロイドと名のつくモンスターの間接強化や、ビークロイドに関連するサポート魔法などが登場。このカードだけでなく、長年にわたり殆どサーチ・サルベージの手段がなかった融合魔法「ビークロイド・コネクション・ゾーン」のサーチができるようになり、このカードを用いた融合召喚も見込めるようになった。
また、デュエルリンクスではリバース効果モンスターへの対応は苦手だが、戦闘破壊耐性を持つモンスターへの対応策や、裏守備表示に変更できるカードと相性のいいモンスターの一種として、一部のプレイヤーに見込まれた模様。
召喚獣メガラニカの素材要員になれる点も関係していたのかもしれない。