概要
ヴィジランツを兼ねるベテラン術士。自信家で(女性に対してはとくに)口が悪いが、世話好きな一面もある。
貴族の使用人として働くピローニ家の三男として生まれた。
23歳の時、後に名将となるネーベルスタンの無謀な行動を見て、初対面で「ガキめ」となじるほど折り合いが悪かった。
30歳の時に知り合ったウィリアム・ナイツ(ウィル)のディガーデビューの際にヴィジランツとして同行し、その後長い間発掘活動などを共にする。
弓使いと思われがちだが弓に資質は無く、術士という後衛職のため弓を使った補助をしているうちに弓のレベルが上がっただけであると思われる。パーティー加入時は他に剣のレベルも少し上がっている。
毒舌ではあるが、本当に尊敬する相手にはきちんと敬意を示せる男。
シルマールには常に敬語で話し、タイラーの行動には「本物の男だなー」と賞賛するほか、ウィルを「人の話をちゃんと聞く奴」と評価している。
当時ツンデレなどという言葉すら無かった1999年の作品のキャラクターだが、毒舌の裏にはウィルをはじめとする仲間を心から心配する一面をのぞかせる。
壮年になり病み上がりの際に、町の住民に危険の及ぶ無謀な作戦を考えたウィルのもとにわざわざ出向いて叱ったこともあり、信頼した相手には訊かれてもいないのに「実は寒いのが嫌いなんだ」と自分の事を教えたりする一面もある。
晩年はリチャード・ナイツに「生命の樹の種」を集めさせたシナリオでは72歳。引退が早い割に老年まで登場している。
- パーフェクトワークス版の設定では、生没年のハッキリしているキャラクターの中では2番目に長生きであり、享年100歳とのこと。
- アルティマニア版の設定では没年が明かされていない。
作中では珍しく壮年期の服装も設定されているのだが、青年期や中年期の服装ととても似ている(=似て非なる)。小林智美氏の公式イラストとゲーム内やパーフェクトワークにある設定画の服装には大きな差があるため、これを描き分けている作品が多数存在する。