概要
北海道と秋田県・岩手以北の本州に分布する。冷たい湧き水の沢が水路で見られる。
日本国内には、アメリカザリガニ、ウチダザリガニ、そしてニホンザリガニの3種が生息しているが、在来種は本種のみである。
大きさはアメリカザリガニよりも小さく、5〜6cm。茶褐色である。
人間との関係
2000年、環境省レッドリストで絶滅危惧種として評価された。
減少の原因は、水質悪化や、アメリカザリガニやウチダザリガニとの生存競争が考えられている。
ザリガニペストを持ち込み、本種を危機に曝す可能性がある事から、2020年に本種とアメリカザリガニを除くザリガニ全種が特定外来生物に指定された
また乱獲も減少の要因であり、2023年には販売目的の捕獲が禁じられた。