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曖昧さ回避編集

概要編集

ウルシ科ヌルデ属の落葉低木樹で、別名はフシノキ、カチノキウルシに比べると少ないもののウルシオールを含み、体質によっては接触すると皮膚がかぶれる。


日本全国、中国、東南アジアおよびヒマラヤに自生しており、造成地や空き地などに先行して発生するパイオニア植物として知られているが、条件が良ければ10m以上の大木となる。


文化的な扱い編集

漢字では白膠木と書き、この名は幹を傷つけると出てくる白い汁(粉)を、同科のウルシ)と同じく器物の塗料として用いていたことに由来する。


木材は色が白く柔らかいので、木彫りの材料としても用いられ、木札や木箱などの細工物が作られている。

さらに呪力を持つ樹木であると尊ばれており、仏像や仏具、地方によっては護符の材料とされることも多かったという。


また葉の付け根に寄生したヌルデシロアブラムシによって生じる虫こぶ「五倍子/付子(トリカブトとは別)」には、タンニンが多量に含まれており、染め物に使う空五倍子色という染料やインク、酢に漬けた鉄錆に添加されお歯黒の材料としても用いられている。


五倍子は民間薬として腫れ物や歯痛に効くとされたが、江戸時代には疱瘡に効くとされ、治療に用いられていた。


関連タグ編集

ウルシ 白膠木 ウルシ科

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ウルシ科 うるしか

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