概要
埼玉県秩父市に伝承される憑き物の一種で、オサキと生団子と呼ばれるモノと合わせて「秩父の三害」として恐れられている。
ネブッチョウは小さな蛇の憑き物といわれ、憑いている家の主人が恨みを抱いた者を煩わせるような出来事を起こし、恨みが強い場合は押しつぶして殺してしまう。
また、その家の屋敷や田畑は、触れただけでも祟りにあってしまうといわれるために、その土地に立ち入る者はおらず孤立してしまうのである。
なおこの家の子と知らずに縁組みによって他家に移ってしまうと、ネブッチョウも一緒に付いていくので、場合によってはネズミ算式に増えていくのだという。