私、玩具の缶詰二個当てたことあります
概要
セイバートロン星の生き残りであるトランスフォーマー。二本足で立つ狼のような姿から、サヴェッジと言う醜悪なドラゴンへとトランスフォームする。
同じく生き残りに執着するナイトスクリームと心を通わせるが、しかしてその正体は、ドラゴンメガトロンがボディから有機体の部分を廃した時に発生した余剰パーツ(一体どのタイミングだったのかは不明だが恐らくコンボイがプラズマエネルギーとベクターシグマのキーを中和しているどさくさの最中と思われる)。手違いでこちらにスパークが宿ってしまい、当初はメガトロンがセイバートロン星の生き残りを騙り、メガヘッドにスパークを移植しようと狙っていた。
メガトロンはまんまとサイバトロン戦士を騙して目的を果たし、用が済んだ後はボディが捨てられたが、その後に別の自我(といっても動物的な意味での)が芽生え、本能のままに動く怪物となってしまった。自身に優しくしてくれたナイトスクリームの言うことも聞かなくなるほどだが、それでもいくらか覚えていたようで、彼がはぐれた際には果物を与えたりするなど、落ち着いている時は比較的凶暴さが薄まっていた。
最終的にはナイトスクリームに心底懐き、決戦に出る彼から安全のために付いてくるなと突き放された際は、悲しげな鳴き声を上げながら目をうるませている。
ナイトスクリーム以外のサイバトロン戦士達からは問題視されており、特にラットルはかなり嫌っていた。コンボイが「スパークではない」と言っていることからもわかるように、厳密に言うと彼は超ロボット生命体トランスフォーマーとしてカテゴライズされるかどうかすら怪しい存在。変身するという特徴を除けば、その身体構造はほとんど有機生命体でありロボット生命体では無い。
ビースト戦士でもないためか、変身する際は唸り声をあげるか「いつも元気な怪物クンでーす!」と言いながら変身する。
実際最期はナイトスクリームを助けた後メガトロンの攻撃を受け、高所から叩き付けられたことで死亡してしまっている。
ビーストモード、ロボットモードの境目が曖昧、というかどちらもビーストモードであると言える。ドラゴン形態になった際は攻撃の際は炎を吐くようになり、巨体故にそこまで早くはないが飛行も可能。狼に似た形態の際はあまり戦わないが、その巨大な腕で相手を薙ぎ倒せるだけの力はある。
扱い上は第三勢力のはずであるが、日本版ではサイバトロンの括りに位置づけられているようで、リターンズでのメガトロンの思想や活躍を歌ったコメディソング「メガトロン音頭」ではサイバトロンの面々とともに歌われている。
日本版ではシリーズにおいてタランス役でお馴染みの長島雄一(現:チョー)が吹き替えた。が、DVD特典映像のキャストコメントでトリを務めた長島はタランスは覚えていたものの、ノーブルは名前をど忘れしてしまい、思い出せずに数秒硬直した後撮影していた音響監督の岩浪美和に「名前何て言うんでしたっけ?」と尋ねている。原語版ではメガトロンと同じデビッド・ケイが担当し、身分を偽装していた際は声音を変えることで別人を上手く装っている。
なお、本来の原語版ではメガトロンの憑依が解けた野獣化後はまともな台詞を喋る機会がほとんどなく、大抵は唸り声をあげるだけである。しかし演じていた長島は唸り声の中にぼやきを混ぜたり子供のような言動をとったりする。例えば名前を「ノーブラ」と間違えたジェットストームに対し「馬鹿ぁぁぁ」と返したり、ナイトスクリームを「パパ」と呼んだりしていた。
劇中ではこのようになんとかノーブルにキャラクター性を持たせようとして苦心していたが、EDでは何故かオペラを歌うキャラとして確立した。この特徴は以降のシリーズでチョーが声を当てたキャラにも受け継がれていくようになった。