概要
クルツ王国の辺境に位置する村。村長以下、村人全員がラウルの復讐対象である。
国境付近に位置して国の目が行き届かないのをいいことに、村を訪れる旅人や商人、難民を誘い込んでは殺し、金目の物を奪って生計を立てるというとんでもない連中である(村の子供達の容貌は、お世辞にも良いとは言い難い)。
ヨハネスに騙されてベルセルク化した少年補給兵達が水を求めて必死で辿り着いた先がこのノール村だったのだが、金を持っていないという理由で水を与えず見殺しにした(と言うのも、ベルセルク化した人間は水を飲めば薬の効力が切れて助かっていた筈だった)。
村に現れたラウルの魔法によって「死の遠足」に村人全員が無理矢理連れ出される。水を与えられず、ただひたすらにゴールのない地獄の道を歩かされ、嘗て少年補給兵達が味わった苦しみを今度は自分達が味わう事となる。
その道中では、少年兵達を見殺しにした仕返しに自分達の子供達をラウルの魔法によって殺され、渇きと絶望で更に疲弊させられる。
末路
ラウルからしてみれば、いい具合に疲弊させられたところで、隣村のモルトケ村まで辿り着き、水を求めるも、ノール村の村人達がこれまで旅人達を殺して追い剥ぎをしてきた事、先日もノール村を訪れたモルトケ村の姉妹を殺し、身ぐるみを剥がして埋めた事をラウルによって暴露され、怒ったモルトケ村の村人達から拒絶される。
拒絶された事を機に、ラウルによって村の入り口の門に突進させられ、村に攻め込まれると危機感を抱いたモルトケ村の村人達から一斉に投石攻撃を受ける。ラウルの魔法で避ける事も出来ず、投げつけられる石を全身に叩きつけられ、遂に全滅した。
番外編「王女の部屋」によると、案の定、地獄に堕とされた模様。
尚、途中で殺された子供達は、実はラウルが魔法で見せた幻であり、実際の子供達は全員村に残っていて無事だった。
しかし、子供達も大人達による追い剥ぎ教育が行き届いている救いようがない悪党だったため、村に戻ったラウルの魔法で操られ、一人残らず近くの城の兵士に志願させられる(ラウル曰く「追い剥ぎの子供として育てられ、殺人鬼たちと同じ道を辿るのとどっちが幸せだったんだろうな…」)。
関連タグ
憂国騎士団…ある意味同業者。