概要
『ドラゴンクエストⅦ』の登場人物で、過去の砂漠地方に登場する。族長ザラシュトロの息子。魔物に支配された砂漠を救うために奔走している。
実直で一本気な性格で村人からの信頼も厚いが、少々口が悪い。頑固で思慮に欠ける面があり、女王フェデルが弱い民を守るために大地の精霊像を建造しようとした際には大地の精霊の加護があるから不要と反対したらしく、魔物に精霊像を魔王像に変えられた際には「あんなものを造ったから魔物に目をつけられた」と女王を非難している。また、魔物から女王にもらったという首飾りを見せられた際にも女王は一人だけ命乞いをして助かろうとしていると決めつけて激しく罵倒しており、それが首飾りに隠された手紙を民に届けるための策ということにも気づかなかった。
手紙により女王の真意を知ると魔王像へ行くために必要な聖竜ティラノスを探しに向かうが、その渦中に父ザラシュトロが死去、ティラノスもすでに絶滅していることを知る。新たな族長に就任し、父の遺言に従い彼の亡骸とティラノスの骨をナイラ河へと沈めるが、ここでティラノスが復活。主人公たちとともに魔王像へ向かい元凶の魔物を討伐した。
その後は族長として砂漠の復興に勤しんでいる。一旦現代に戻ってからまた過去の砂漠へ来ると、ナイラ河にいる彼と会うことができ、ともに魔王像跡地へ向かう。ハディートの目的は魔王像が崩れた際に紛失した女王の首飾りを見つけるためであり、女王に返すとともにこれまでの非礼を詫びている。
その後フェデルと結婚して王となったようであり、現代まで主人公たちの功績が語り継がれているのは彼の意向によるところが大きい。血筋も残っており、族長の息子の一人であるサイードがハディートに瓜二つ。
NPC戦闘員として砂漠の城のボーンライダー戦で共に戦う。通常攻撃のほかにはやぶさぎりを使うが、様子を見ることも多くあまり戦力としてはあてにできない。